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77話 相談

申し訳ありません、短めです。

それと次回から3話分はクリス回です。



 翌日、俺は学園長室にやって来た。

 ドアの前に立ちノックをする。


「空いておるぞい」

「失礼します」

「なんじゃい、お前さんか。どうした?」


 いつも通り、まったりとお茶を飲み、本を読んでいるガウスさんとその横にはパルメラさんがいる。


「少しお時間を頂けますか」

「むう、構わんぞ」

「出来ればパルメラさんには席を外して頂きたい」

「私が居るとマズいお話でしょうか」

「場合によってはそうなります」


 俺の真面目な受け答えにガウスさんとパルメラさんも真剣な表情へと変わる。


「構わん、パルメラはワシの片腕だ。情報は厳守する」

「ではガウスさんは図書館の地下についてご存知ですか?」

「なに? 地下じゃと!?」


 あれ?

 てっきり知っていると思ったけど、全くそんな素振りがない。

 という事は学園長ですらも、あの扉の事は知らないのか。


「知りませんか?」

「初耳じゃ、パルメラはどうだ」

「私も長年利用していますが、その様な場所は知りません」

「涼太よ、その地下には何がある?」

「言ってしまって良いのですか」

「ワシの学園だ。ワシには知る義務がある」

「迷宮」


 俺がそう言うと、2人は目を見開き少しの間硬直する。


「それは事実か?」

「見に行きますか」

「うむ」


 ガウスさんの了承を得たので図書館まで行く。

 2人は俺の後に続いて来る。

 受付にカードを見せて問題の壁の前に立つ。


「何もない様だが」

「俺に捕まって下さい」

「うむ」「はい」


 2人は俺の方に腕を乗せる。

 そうして歩き出すと俺の体は壁に吸い込まれる。

 少し驚いているが、やはり落ち着きがある。


「むう、暗いのぅ【灯火トーチ】」

「【光球ライトボール】」


 俺とガウスさんの魔法で辺りは明るく照らされる。

 流石に2人分の光だけあって眩しい。

 全員少し細める。


「ここは……まさか禁書庫か!」


 あ、やっぱりそっち系の本だったのね。

 珍しく勘があたったわ。


「学園長、いかがされますか」

「とりあえずは保留じゃ、変に触れれば呪いが発動する物もあるからのぉ」


 触れるだけって凄い怖いな。

 ディスペルやらがあればまた別かな。


「それじゃあ下に行きますよ」

「そうじゃの」


 俺たちは更に下に降りる。

 すると迷宮の扉の前にたどり着く。


「学園に実在したとはのぉ」

「驚きです、どうされますか?」

「国には伝えるべきなんじゃろうが……そうなると色々と面倒が出て来るのぉ。学園の中でなければ問題は無かったんじゃがのぉ」


 ガウスさんは難しい表情で伸びたヒゲを摩る。

 確かに図書館が封鎖になれば面倒だからな。

 資料が読めなくなることは痛い。


「ガウスさん」

「なんじゃ?」

「俺に入らせて貰いたい」

「ふむ……何かありそうじゃのぉ」


 流石は勘が鋭いだけはある。


「危険です!」

「まぁ、待てパルメラよ」

「俺の事なら大丈夫です」

「ワシも昔に迷宮へ入ったが迷宮の魔物は格が違うぞい?」

「それは俺自身が一番分かってます」

「……むう」


 ガウスさんは腕を組んで数秒目を閉じる。

 そして何かが決まったかの様に俺の方へ向く。


「分かった。好きにするがよい。ここの事は現状では無いものとして扱おう」

「よろしいのですか?」

「ワシですら見抜けなかった仕掛けじゃ。それに国が動けばどうされるか分かったもんじゃないわ。ワシの学園じゃぞ」

「はぁ、承知しました」


 パルメラさんは呆れた表情で納得する。

 やはりガウスさんも変に触られる事は嫌な様だな。

 しかし、これで焦らず攻略できる。


「涼太よ、お主の実力はワシより格上なのは分かる。だが気をつけよ」

「まあ、気をつけますよ。あとクリスたちにチョッと出かけてくると伝えておいて下さい」

「あい分かった、そう伝えよう。土産を楽しみにしておるぞ」


 そう言うと、ガウスさんは一瞬にして目の前から消えた。

 テレポートか。

 流石は賢者だな。



「さて……」

(ふふっ……ようやくですか)


 やっぱりこちらの状況を覗き込んでいたか。

 まあ、分かってたけどね。


「ああ……そうだな」

(ロキの事は分かっています。気をつけて下さいね)

「危険なら、すぐにアレを使うさ」


 最悪はヘファイストスにでも頼めばいいだろう。

 いや……それは甘えか。

 自分の力で乗り越えなきゃダメだよな。


(むぅ…私が役人立たないと思ってますか?)

「いや……その……」

(安心して下さい、私も強くなってますから)

「期待するよ」


 

 神界でのバトルもあったがロキが出て来た。

 あの口調からすると神界並みの化け物を出してくる。

 余裕なんて考えない。


「さて、始めよか」

(ここからが私たちの蹂躙ターンです……ってなんで合わせないんですか!!)

「ゑ……」

(なんですか! 恥ずかしいじゃないですか!)


 いや、知らんよ。

 お前が勝手に言った事だろ。


「よぉーし! 行こうか」

(あぁッ! 次は合わせて下さい! 絶対ですよ!)

「はいはい、分かったよ」

(絶対の絶対ですよ!)

「やかましいわ! 緊張感を持たせろ!」



 俺たちは扉を開けて暗闇へ踏み込む。




*16話からの成長です。



月宮 涼太 LV.5240→8520


種族:人族

性別:男

年齢:17


攻撃:325680→854200

魔力:652300→1090000

俊敏:542000→942500

知力:240000→654000

防御:654000→1130000

運:100


特殊スキル

【言語完全翻訳】

【完全記憶】

【神界への鍵】

【気門】new!


技能スキル

【超再生LV.77】9up!

【隠蔽LV.65】50up!

【鑑定LV.84】42up!

【料理.LV94】24up!

【痛覚遮断LV.83】12up!

【神衣憑依LV.44】18up!

【状態異常無効LV.75】35up!

【剣術LV.98】39up!

【体術LV.65】new!

【剛力LV.42】new!

【双術LV.34】new!

【棍術.LV.20】new!


魔法スキル

【創造魔法LV.72】21up!

【時空魔法LV.80】15up!

【次元魔法LV67】12up!

【回復魔法LV.75】53up!

【元素魔法LV.81】31up!

【召喚魔法LV.37】5up!

【結界魔法LV.71】28up!

【崩壊魔法LV.82】40up!


称号

【転移者】

【神々の料理人】

【神々の舎監】

【迷宮攻略者】

【魔の天敵】new!

【学生の舎監】new!

【超人】new!

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