表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/234

4話 《天使》

基本的には余った時間に書くので基本的には3日か4日に一度になるかと思います。


 私たちは今ある者を追っている。

 そう、我が大親友であるアテナだ。

 私たちに隠し事とは許せない。その秘密暴いてやろう。


「ねぇ、パラス。まだ着かないのぉもう大分歩いたわよぉ。疲れたぁ」


 かれこれ私たちはお茶会をしていた神の神殿からひたすら歩き続けていた。

 どうやらアフロディーテは飽きてきたようだ。


「もうすぐよ。後少し歩いていけばアテナの住んでる空間に出るはずよ」

「確かに長いっすねー。テナっち毎回こんな大変な思いをしてたんっすね。こりゃ態度改めないと行けないかもっすね」

「そうなのよね。何故あの子こんな離れに自分のテリトリーを置いてるのかしら?」


 そう、私たち神は最高神様からそれぞれ【テリトリー】というものを授かりそれに座標を入力することで自分の普段いる空間を築きているのだ。

 私たちは定期的的に神の集会と言うものがあるので、みんな可能な限りはその集会が開かれる神殿に近い場所でテリトリーを築きあげるのだ。


「そろそろかしら?」


 そうしている内に私たちはアテナのいるであろう場所に着いた。


「じゃあみんな、飛ぶわよ」

「分かったわぁ」

「了解っす」

「……」こくこく


 そうして私たちはアテナのいる空間に飛んだ。



 ♢♦♢



「りょう君! ただいまー!」


 ガチャリと音がしてアテナが帰ってきた。

 なぜかいつも以上にニコニコしている。

 何か良いことでもあったのだろうか。


「お帰りアテナ。何か良いことでもあったのか?」

「えへへっ、そう何だよー! 実はお茶会してた時に私の髪を褒められたのよー。サラサラだってー!」


 どうやら毎度手入れをしている髪を褒められたようだ。

 まぁ、女性だから美容系統の話は必ず出てくるだろう。

 しかし、こうも変われば何かあったと思うのが必然だ。

 ここの事は秘密にさせてと言われているが逆に言えばバレさせて下さいと言っているようなもの。

 果たして隠す気はあるのだろうか。




 それはそうと、俺はアテナに前から思っていたことを告げた。



「メイドがほしい」



 そう何気ない一言。

 男なら誰もが一度は欲しいと思ったことのある願望だ。

 それに最近色々造り散らかり具合が気になる。俺1人では到底こなせる量ではなくなってきた。

 やはりお手伝いさんが欲しい。

 俺は アテナの方を見る。

 アテナは先ほどの幸福な笑顔が一変し、まるで思い人を失ったかかのような絶望感満載の表情をしていた。


「わだし……いらない子でずが? ヒクッ、おねがいでず……すてないでぇ……」


 アテナは突然泣き出した。まるで捨てられた子犬のようにだ。


「ちょっ、何泣いてるんですか。俺がアテナのことを捨てる訳ないじゃないですか」

「ほんとですか……グスッ、ありがどぅございまずぅぅ……」









「落ち着きましたか?」

「はい、ご迷惑をお掛けしました。もう大丈夫です。しかし何故メイドを所望なさるのですか?」


 俺は理由を説明した。


「私が不甲斐ないばかりに……すいません。もっと早く気づくべきでした。分かりましたではそうしましょう」

「創る前に聞いて良いですか? このラトゥースの世界に天使はいますか?」

「天使ですか? 天使は違う世界の存在なのでこの世界にはいません。しかしどうやら数百年前に送り込んだ方が宗教に関する役職についていたためかこの世界で宗教団体を立ち上げ天使という存在を広め今では根付いている状況になりますね。因みに悪魔はいますよ。魔族の上位に当たる存在だそうですね」


 なるほど、ということはラトゥースに降りたら悪魔との対峙が高確率であると見た方がいいか。


「では始めます」


 俺は創造魔法の生物創造を使う。

 イメージを構築。さてどうなるやら。



 すると中から現れたのは6枚翼の美女であった。

 そう俺が創造したのは熾天使。天使の中でも最高位に位置する存在である。


「お初にお目にかかります。我が主よ」

「よし、お前の名前はガブリエルだ。お前は俺とそこにいるアテナのメイド長になってもらうがいいか?」

「はい承りました。よろしくお願いします。主様、アテナ様」


 俺はメイド服を創造しガブリエルに渡す。どうやら生物を創造すると生まれたままの姿で現れるらしい。


「ふわぁぁぁぁー、すごい美人さんですねー! 肌も凄い綺麗です」


 アテナもどうやら驚いている。

 うん。俺も驚いた。

 シミひとつない肌。癖毛のない髪。透き通った目。美を問い詰めたかの様な肢体。完璧という言葉が似合う人物を俺は見たことがない。


 さて、


「どうやら成功した様だしどうせだ。色々創ってみたいんがどうだろうか」


 俺は2人に問いかける。


「いいと思います! やっちゃいましょう!」

「主人様の御心のままに」


 意外に乗り気なアテナ。そしてガブリエル、ちょいと忠誠心が強すぎる気がするが気のせいだろう。


 先ずは建物。色々と創りすぎたせいかごちゃごちゃしているのでアイテムボックスを作成しどんどんそこに入れていく。

 次にゴミだ。今までゴミは腐らせたくなかった故に時間を停止した亜空間に放り込んでいたので溜まりに溜まっている。

 俺は【崩壊魔法】【時空魔法】【次元魔法】の3つを付与したゴミ箱を作成しどんどん入れていく。入れた途端に消滅。怖いなこのゴミ箱。


 片付けが終わったところで俺は建物を創造する。イメージは熊本城だ。なぜ城かって?一度は城に住んでみたいじゃないか。

 さらに魚を泳がせるための湖、草原、牧場、果樹園、温泉など思いつくものを片っ端から創造していく。

 ほんとチートすぎるだろ。なんでもありかよ。


 次に人員だ。

 どうせなら統一しようと思い天使たちを創造する。

 初めにガブリエルと同じ熾天使。

 順に、執事服が似合いそうなミカエル、ロリっ子のウリエル、お姉さんキャラであろうセラフィエル、騎士を体現したかのような風格をもつメタトロンである。

 そして上から順に智天使5名、座天使、主天使、力天使、能天使、権天使、大天使、天使。総勢500名を超えた。


 最後に家畜や魚、果実の木を創造し終わった。


『【創造魔法】のレベルが上がりました』

『【創造魔法】のレベルが上がりました』

『【創造魔法】のレベルが上がりました』

『【創造魔法】のレベルが上がりました』

 ……………………

 ………………

 …………

 ……




 やはりいきなりは創り過ぎたせいなのか一気にレベルが上がった。







【言語完全翻訳】

【完全記憶】

【創造魔法LV.21】

【料理スキルLV.51】

【時空魔法LV.34】

【次元魔法LV33】

【回復魔法LV.12】

【元素魔法LV.35】

【召喚魔法LV.32】

【結界魔法LV.43】

【崩壊魔法LV.42】

【痛覚遮断LV.56】

【超再生.LV38】

【 】

【 】

【 】

【 】

【 】

【 】

【 】


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ