第六十六話 枝葉末節な話
アーシェラの私室で昼食をしていると、扉をノックする音が・・・
アーシェラが声をかけ、侍女が応対すると扉を開いてリアが現れる。
リアはボクの姿を見るや否や突然抱き付いてきた。
慌てて椅子から落ちそうになるが、なんとか耐えると「カオル様・・・会いたかったです」と言い、涙を流すリア。
あまりにも突然の出来事に驚いていたボクだが、リアの両肩に手を当てなんとか引き剥がす。
泣いているリアの瞼から涙を拭い優しく微笑みかけると、顔を赤くしたまま黙ってしまった。
う~ん・・・ひさびさに会ったんだけども・・・・どうしたんだろう?
アレかな?
レオンハルトが言っていたダブルデートの事かな?
意を決して話しかけようとすると師匠が「カオル、私達は皇帝陛下に話がある。しばらく席を外すから、しっかりとフロリア様と話しておきなさい」と言い、アーシェラと共に立ち去って行った。
ふむ・・・気を利かせてくれたのかな?
というか、話しってデートの事だよね。
リアへ隣に座るようお願いして、並んで座る。
リアへ向き直り「リア、ひさしぶりだね。元気だった?」と話しかけると「はい・・・・とても寂しかったです」と涙声で答えた。
久しぶりって言ってもほんの1週間ちょっとなんだけどね・・・
そんなことよりも、レオンハルトの話しをしっかり聞かないとだよね。
「リア、近衛隊副長のレオンハルトから聞いたんだけどね・・・」
ボクはそう切り出す。
リアはボクの顔を見詰め、言葉を逃がさないようにしっかりと聞いていた。
「レオンハルトが侍女のベルとお付き合いしているそうなんだけど、そこでなぜかボクとリアの4人でデートに行きたいって言われたらしいんだ。どういう経緯でその話しが出たのか、リアは知ってる?」
ボクがそう聞くと、リアは困った顔をしていたがやがて「はい。私が・・・私がもう一度、カオル様とデートがしたくてベルにお願いしました」そう言うとうつむいてしまった。
・・・・・どういうこと?
デートするだけなら、以前と同じようにアーシェラ経由か直接ボクに言えばいいんじゃないか?
それとも何か別の理由があるのだろうか?
リアの目を見詰め、逃げられないようにそっと頬に手を当てる。
「ねぇ、リア・・・・それだけが理由でお願いしたわけじゃないよね?」
ボクがそう聞くと、目線を下に落とそうとする。
逃がさないように手に力を込めて顔を上げさせる。
今思ったけど、かなり大胆な事してるな・・・ボク・・・・
まぁいいか。
目線すら逃れられないと悟ると、観念したのかボクの目をしっかりと見詰めてきた。
リアが膝の上に揃えていた手をキュッと握り一息ついて「カオル様!私、外でデートしたいんです!」と言い、意思を込めた真剣な目を向けた。
なるほど・・・・それが理由ですか。
そうだよね・・・前に空を飛んだ時、すっごく喜んでいたものね。
それにしても外出か・・・・生まれてからずっと、お城と魔法学院しか行ったことがないって言っていたっけ。
アーシェラに相談してみるしかないか。
「わかったよ、リア。それじゃぁアーシェラ様に相談してみよう」
ボクの言葉を聞いたリアが嬉しかったのか泣き出した。
本当にこの子は涙もろい。
そりゃそうか・・・・ボクと同じくらいの年齢だもんね。
って・・・そう言えば、ボクもすぐ泣くっけ。
はぁ・・・まだまだ子供なんだな。
リアの涙を拭っていると、ホクホク顔の師匠達が戻ってきた。
何か良い事でもあったのだろうか?
戻ってきた師匠に聞いてみるが「内緒だ」と言われ教えてくれなかった。
リアが席を立ち、アーシェラの隣へ座る。
そこで、さっそくアーシェラに先ほどリアと話した内容を伝え外出の許可をお願いする。
「・・・・というわけなんですがアーシェラ様、リアと外出するための許可をいただけませんか?」
ボクの言葉を聞いたアーシェラは一瞬黙り、どうしようか考えていた。
ダメかな・・・・
アーシェラの隣ではリアがうつむいていた。
その場にいる誰もがアーシェラの言葉を待っていると、やっと話し始める。
「わらわとしては、安易に許可は出来ぬのだが・・・・カオルが責任を持つということでなら、1時間だけ許可しよう」
そう聞くや否や、リアが嬉しそうに目を輝かせて喜ぶ。
よかった・・・
でも1時間か・・・
う~ん・・・どこ行くかリアと相談しないとだね。
「ありがとうございます。アーシェラ様」
ボクがお礼を言うと「いや、礼を言うのはわらわのほうじゃ。娘の為にありがとうカオル」と言い、見た事無いような笑顔を見せてくれた。
それに続いてリアが「ありがとうございます、カオル様!さっそく行きましょう!!」と、今すぐ出かけたいようだ。
なんという、せっかちさんなんだろうか?
まぁいいか、まだお昼過ぎだし。
師匠に行っても良いか許可を貰うと、2つ返事で「ああ、行ってきていいぞ」と答えてくれた。
いつもの師匠なら渋るはずなんだけど、今回は状況が状況なだけにすぐに許可を出してくれたのかな?
後で何か言われそうだけど。
リアと2人でアーシェラの私室を後にする。
歩きながら「どこに行きたい?」と聞くと「また空が飛びたいです!」と嬉しそうに答えた。
ふむふむ・・・それはいいけど、ボクは着替えないと動きづらいんだよね。
着替えたいとお願いすると、リアの私室へ連れて行ってくれた。
リアに案内されて部屋に入ると、そこはとても可愛らしい家具やぬいぐるみが所狭しと並べられていた。
可愛いな・・・・女の子の部屋だ。
リアはぬいぐるみを抱きかかえ、天蓋付きベッドへ腰掛ける。
「可愛い部屋だね」
ボクがそう言うとリアは顔を赤くして「はい。お気に入りなんです♪」と嬉しそうにぬいぐるみを抱き締めた。
リアに断り、脱衣所で着替える。
和服を脱いでアイテム箱にしまうと、いつも身に纏っている防具に着替える。
帯剣もし、ファルシオンを腰に下げ背中には精霊さんがくれた黒曜石の鉄板から作られたバゼラード2号を装備した。
素材も思い入れも変わってしまったけれど、バゼラード自体の形状は前の物と一緒だ。
もしかしたら、精霊さんはああなることがわかっていたのかもしれない。
バゼラードを強く握り締め、思いを新たにしたところで脱衣所から出る。
ちなみに、脱衣所の奥にある湯船は透明なガラス製だった。
エッチィ意味はないが、欲しいな・・・・と思ったり。
そんなことはどうでもいいか。
リアに着替え終わった旨を伝え、部屋のバルコニーへ。
嬉しそうにしているリアの前でとっておきを試す。
左腕にはめている腕輪へ意識を集中する。
大きな鳥を・・・
「ファルフ!」
そう叫ぶと、目の前に巨大な鳥『ファルフ』が現れる。
ティルとフェイが乗っていた魔鳥と寸分たがわぬ、大きな鳥。
ファルフへ近づき、お腹を撫でると嬉しそうに目を細めた。
大きさは全然違うけど、人懐っこいのは変わらないようだ。
リアへ振り返り「行こう」と言うと、驚いて目を丸くしていたリアが「は、はい!」と慌てていた。
そりゃ、目の前に突然こんな大きな鳥が現れれば驚くか。
でも人懐っこくて可愛いんだよ?
リアに笑いかけて、ファルフの背に乗せる。
ボクも飛び乗り「ファルフ、お願い!」と叫ぶと、ファルフは大きな翼を広げて飛び立った。
初めて乗ったけれど、とても爽快な気分だ。
バルコニーから落ちて風に乗る時は、ものすごく恐かったけど・・・・
ファルフの背中にしがみつくリアに「大丈夫?」と聞くと「はい!とっても楽しいです!」と満面の笑みで答えた。
よかった・・・・喜んでくれたようだ。
「どこまで行こうか?」
そう聞くと海を指差し「あそこまで行きたいです!」とリアが言う。
ファルフにお願いして、帝都から見える海岸まで連れて行ってもらった。
海岸へつき、ファルフからリアを降ろす。
どうやら寒かったようで、触れた手は冷たかった。
アイテム箱から外套を取り出し、リアの肩にかけてあげると「ありがとうございます。カオル様」と笑顔を向けてくれた。
まぁ紳士ですから!
まだ季節は2月に入ったばかり。
海水浴は出来ないけれど、空気が澄んでいて景色はとてもキレイだ。
初めてお城から出た為か、リアがものすごいはしゃいでいた。
ボクも海なんて何年ぶりかわからない。
リアと同じようにはしゃいでいたのだろう。
砂浜を走り回り、追いかけっこをしたり。
貝殻を見つけては「宝物にします」とリアが喜んだり。
子供らしく遊んでいた。
だから気がつかなかった。
ボク達のすぐ後ろに突然そいつは現れた。
「ザバッ!」
大きな波の音が聞こえ、そこへ振り返ると巨大な首を伸ばしたような姿をした魔物『シーサーペント』がこちらを見詰めていた。
馬のように鬣生え、蛇のような身体。
一説では、竜や海蛇と言われているがこの姿は海馬と表現したほうが的確だろう。
ボクとリアを獲物だと認識したのか、あきらかに敵意がある目をこちらに向けていた。
啞然とするリアを抱きかかえ、ファルフのもとへ飛翔術で飛んで行く。
ファルフに乗り逃げようとしたが、シーサーペントは蛇のように身体をくねらせ眼前に近づいていた。
慌ててファルフにリアを託し、シーサーペントと対峙する。
まったく・・・楽しく遊んでいたのに・・・
どうやら、かなりイライラしていたようだ。
ボク達を追いかけてきたシーサーペントに向けて雷をイメージ。
雷の線を・・・・
「『トニトルス!』」
わざと拡散させて放った雷撃の線をシーサーペント放つと、身体に風を纏い飛んで行く。
突然攻撃されたシーサーペントは雷撃を受けて立ち止まると、蛇のように身体をくねくねさせた。
そこへファルシオンを抜き放ち一閃!
首を斬り落とそうとしたが、不規則に動く身体に小さな切り傷をつけただけであった。
浅かったか・・・・
ファルシオンを身構え距離を取る。
傷つけられて怒り出したシーサーペントはボクに向かって突進してきた。
風を纏った身体でそれを回避すると、また雷をイメージ。
降り注ぐ雷を・・・
「『イカヅチ!』」
5本の雷が降り注ぎシーサーペントの身体を貫く。
やはり何本かは不規則に動くシーサーペントの身体を捕らえられなかった。
雷を受けて弱りきったところへ、間髪入れずにファルシオンで首を刎ねる。
絶命したのを確認し、アイテム箱へしまうとリアのもとへ。
初めて魔物と対峙したのだろう・・・
震えるリアを優しく抱き締めてやると、安心したのか強張っていた身体から力が抜けていた。
そっと頭を撫で「もう大丈夫だよ」と話しかけると「はい・・・・ありがとうございます、カオル様」と答えた。
魔物の襲撃のせいで時間が無くなってしまったので、お城まで帰ることに。
落ち着いたリアと共にファルフの背に乗る。
ファルフが飛び立つと、リアは楽しそうにしていた。
「ごめんね、せっかく遊んでいたのに・・・」
ボクが残念そうにそう言うと「いえ・・・恐かったですが、カオル様の素敵な一面が見られてよかったです」と顔を赤くしていた。
う~ん・・・冒険者なんてこんなもんだと思うんだけどな・・・・
師匠なんてもっとすごいし、きっとボクよりスマートに魔物を倒してくれるよ?
ボクは外したけど、師匠なら一撃で首を斬りおとしたはずだし。
やっぱりあれだね。
師匠が言っていた通り、訓練をしないとだね。
お城に戻り、リアの私室のバルコニーへ着地する。
ファルフにお礼を言って腕輪に戻すと、リアが不思議そうに腕輪を見ていた。
「これは、ボクの大切な人がくれた物なんだ」
そう伝えると「大切な人・・・ですか・・・・異性ですよね?」と興味津々に聞いてきた。
異性って・・・・風竜に性別ってあるのかな?
う~ん・・・・
なんか、話していると親子というか兄弟というか・・・・おにぃちゃん?
どうなんだろう・・・・家族・・・だとは思うけど・・・・・・
うんうん唸り「・・・・異性かどうかはわからないけど、家族みたいな人だよ」と答えた。
性別不明だしね。
そもそも人じゃないし・・・
ボクの答えを聞いたリアは嬉しそうに顔を上げて「そうですか・・・(よかった)」と言い、そそくさと部屋へ入って行った。
どうしたんだろうね?
リアに連れられてアーシェラの私室へ。
扉をノックして入ると何やらバタバタと慌てていた。
まるでなにかボクにやましい事をしていたような・・・まるで密談?
なんだろう・・・疎外感を感じる。
「戻りました」とリアが言うと「おかえりなさい」と笑顔を向けアーシェラが返す。
心配していたんだろうね。
「初めての外出はいかがでしたか?」
そう師匠が聞くと「とても楽しかったです」と満面の笑みを浮かべて答えていた。
楽しんでくれたようで、よかったよかった。
リアがアーシェラに事細かに外出していた内容を話している間に、ボクは師匠へ目を向ける。
「師匠、ボクに隠し事をしていますね?」
師匠は慌てて声が上ずり「な、なんのことかな?」としらをきる。
完全に今の反応が答えじゃないですか・・・・
疑いの眼差しを向け「今おっしゃってくださるなら、ボクは怒りません」と尚も質問をする。
師匠はエリーとエルミアへ目を向け、なにやら相談していたが「い、いや・・・何も隠してはいないぞ」と、あくまでも秘密にするようだ。
むぅ・・・
押してだめなら引いてみるか・・・?
う~ん・・・・
ボクが悩んでいるところへ「なんと!?」とアーシェラの驚いた声が響く。
何事かと思い、ボク達4人はそちらを見やる。
アーシェラは驚愕とした表情でボクに目を向け「カオル!海で蛇型の魔物を倒したというのはまことか!?」と聞いて来た。
うん?
倒しちゃまずかったのだろうか?
ボクが「はいそうですが・・・・」とおどおどと答えると、それを聞いたアーシェラが「はっはは!さすがカオルじゃな!さっそく貴族としての勤めを果たすとは!」と大笑いを始めた。
なんのことでしょうか?
アーシェラが大笑いをしているので、師匠に目を移すと師匠も何のことだかわからないようでポカンとしていた。
う~ん・・・本当にわからない。
「アーシェラ様、いったいどういうことなのでしょうか?」
大笑いしているアーシェラにそう聞くと「ははは!すまぬな!カオルが倒した魔物はシーサーペントだろう?そやつはあの海岸を荒らしていた魔物でな。近々騎士を派遣しようと思おておったのじゃ」と話し始めた。
なんだ、そんなことか。
ホッと胸を撫で下ろしていると「カオルのおかげで騎士を派遣する必要がなくなったのぉ」と嬉しそうな顔をするアーシェラ。
まぁいいことですね。
無駄に労力もお金も消費しないんですから。
しかし、エリーは驚いていた。
「カオル・・・・あんた、帝国が騎士を派遣しなければならない程の魔物を、こんな短時間で倒したの・・・?」
おや?
悪巧み2号さんは何を驚いているのですかね?
もしや、これも策略か!?
無駄な事を考えていると「ふむ・・・それにしても、そうぽんぽんと褒美も出せんしのぉ・・・どうしたものか・・・」とアーシェラが悩んでいた。
どうやら、シーサーペントを倒した報酬をくれるようだ。
というか、ドレスやらオーブンやら貰っているのでこれ以上貰うわけにはいかないと思うんだけど・・・
う~ん・・・
あ、そうだ。
以前から懸念していた事をお願いしてみる。
「それでしたら、グローリエルに魔法を教えていただきたいです」
ボクがそう言うと「おお!それは良いな!金もかからんし!」とアーシェラも喜んだ。
よしよし・・・これで魔法の訓練ができるぞ!
なにせ、普段は『残念美人』なグローリエルも魔力量は凄まじいのだ。
きっとボクの魔力量を上げる手助けをしてくれるに違いない。
隣に座る師匠を見上げると、満足そうにうなづいてくれた。
よかった・・・正解のようだ。
しばらくの間修行をしたい旨を伝えると「うむ、それは良いが住むところを用意せねばならぬの」と言われる。
どうやら、ボクは貴族に任命されたのでいつまでも迎賓館で暮らす事は出来ないそうだ。
そりゃそうか。
ドラゴン討伐の報酬も貰ったことだし、もう国賓じゃないものね。
「2、3日中に屋敷を用意するからの。それまでは迎賓館で生活してすると良いぞ」
アーシェラがそう言い、メイドの手配もしてくれるとのこと。
やったね♪
喜んでいると「まぁ、メイドの給金は今後カオルに渡す報酬から天引きしておくから問題ないのじゃ」と意地悪な顔をしていた。
むぅ・・・それ結局ボクのお金からじゃないですか・・・
まぁいいけどさ。
今は、掃除や料理をしている時間があるなら訓練を優先したい。
「ありがとうございます」とお礼を言い、アーシェラの私室を後にする。
「明日グローリエルを迎賓館へ迎えに寄越すからの、魔術学院で訓練すると良いぞ」とアーシェラが言っていた。
なぜかリアが嬉しそうにしていたのが気に掛かるが、特に問題ないかな?
お城から出ようとすると、城門前にレオンハルトが待っていた。
レオンハルトに近づき「リアと、デートしてきたからもう大丈夫だよ。レオンハルトさんはベルさんと仲良くね」と告げると涙を流して喜んでいた。
本当に、俺様キャラはどこに行ってしまったのだろうか?
「黒巫女様・・・・ありがとうございます。ホントに・・・ありがとうございます!」と必死にボクの手を握り感謝していた。
なんだか不憫だが、めんどくさいので放っておこう。
リアも「ベルはとても良い子なんですよ。レオンハルト殿と相思相愛になれて喜んでおりました」って言っていたしね。
挨拶もそこそこに、レオンハルトと別れて迎賓館へ帰る。
途中でエリーが「魔性の女・・・」と呟いていたが聞かなかった事にした。
魔性の女って何さ・・・ボク男だよ?
迎賓館へつき、部屋へ入るとドッと疲れが出た。
今日はなんだか色々ありすぎて疲れた・・・
オーブン貰って、名誉爵位の男爵になって、レオンハルトに相談されて、リアと遊びに行って、シーサーペントに襲われて・・・
本当に濃厚な1日だった。
問題は、師匠達がアーシェラと何を密談していたのか、それだけが気掛かりだ。
師匠とエリーとエルミア・・・そして策士のアーシェラ。
絶対何かあるよね?
部屋の中を見やると、師匠は椅子に座り刀の手入れを、エリーはベットで横になっている。
エルミアはエリーの隣で本を読んでいた。
いつもと変わらない光景だ。
う~ん・・・・
ボクも隠し事してるし、あまり詮索しない方がいいか。
夕食が出来るまで、ベットで横になるエリーとエルミアの間に入りゆっくり休む事にした。
ご意見・ご想などいただけると嬉しいです。




