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皇帝陛下の夜のお相手  作者: 吉遊
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後編

 皇帝を邪魔に思う者は多い。

 男は自分がその筆頭になりつつあることを自覚していた。


「しかし、まさか貴方が我々に協力してくださるとは思っていませんでしたよ」 

「侯がいてくだされば、心強いことこの上ない」

「何せ、この帝都(ロザ)の管理者なのですから」


 その密やかな集まりに参加している貴族達は、男の機嫌を取るように次々と媚を含んだ言葉を口にする。男自身は彼らの思惑など興味もなかったが、ある一点で彼らと意見が一致したため、彼らのいうところの“協力”とやらをすることにしたのだ。


 ――皇帝の寵妃・ラヴィニア・ノットの排除。


 それが、男と彼らの一致した目的であった。……尤も、彼らの考える排除と、男の考える排除には大きな違いがあったが。

 彼らの望みは、皇帝を虜にしている邪魔者(ラヴィニア)を消し、その後釜に自分達に都合の良い女を据えることだ。

 それに対して、男の望みはラヴィニア自身を手に入れることだった。


(確かに、あの日まで私の腕の中にいた……)


 男の知るラヴィニア・ノットは権力を望むような女ではない。彼女が自らの意思で皇帝の寵妃、あるいはそれ以上の正妃(ちい)を望むとは考え難い。

 ならば、考えられる可能性は一つだ。

 彼女にとっては皇帝も客の一人に過ぎないのだろう。……男と同じように。


(だが、それならば私でも良いはずだ)


 例え皇帝であろうと彼女を渡すつもりはない。

 むしろ、しがらみの多い皇帝よりも、自由に使える権力(ちから)が大きい男の方が行動を起こし易い。

 皇帝の代えは利くが、彼女の代わりとなれるものは一つとしてないのだから。



   ◇◇◇



 娼館“女神の息吹”で人気№1の高級娼婦であり、庶民はその姿を見ることすら敵わないと噂される“夜の華”――ラヴィニア・ノット。

 彼女が取る客は極一部の貴族や大商人、他国の王族など財力・身分・権力を持つ者だけだ。そして、どれだけ金を積もうと彼女の許しがないと会うこともできない。

 ラヴィニアの客になれることは、それだけで一種のステータスとなっていた。

 つまり、皇帝(アシュリー)の周りにいる男達の中にはラヴィニアの元客がそれなりの数いたりする。


(まあ、この状況は想定内……と言えなくもないのかしら?)


 ラヴィニアの前でなぜか緊迫した雰囲気を発しているのは、この帝国のトップたる皇帝・アシュリー・カルヴァートと、帝国の心臓といわれる帝都・ロザの管理者にして、肥沃な大地と大きな港を持つアシュクロフト領の領主でもある侯爵・セオドア・アシュクロフトだ。


「……まさか、貴方から私に会いに来ることがあるとは、夢にも思いませんでした」


 先に口を開いたのは、アシュリーだった。

 実は、彼女がセオドアと顔を合わせるのはこれが二度目だ。即位のときに周囲の助力で半ば強引に挨拶をしたきり、彼とは使者を通した遣り取り以外していない。


「別に、御前に参らなかったのは他意あってのことではありませんよ。……私はロザの管理者として適切な距離を取っていたに過ぎません」


 言外に、力のない皇帝には付かないと言い切ったセオドアに、アシュリーは悔しげに顔を歪めた。

 彼の言う“ロザの管理者”とは流通の要を担う帝国の財政担当であり、地位的には宰相と同格にあたる。

 本来、帝都というのは皇帝の直轄領であるはずなのだが、何代か前の皇帝が信頼の証としてアシュクロフト侯爵家にロザの管理を任せるようになったことで、侯爵家は絶大な権力を手に入れた。歴代の皇帝が正面から争うことを尤も忌避した存在。それが、アシュクロフト侯爵家である。


(そして……私の旦那様(・・・)


 セオドアは数いる客の中でも一番と言って差し支えないほどの権力者だ。

 世間ではアシュリー以上に女嫌い……いや、人間嫌いとして有名な変人侯爵とラヴィニアの付き合いは彼是(かれこれ)4年になる。

 多くの貴族達から恐れられる帝国の心臓を握る男がたった一つ執着するのが、ラヴィニアであるというのは極一部の者しか知らない事実であった。


「それで、今日はどのような用件で来たんだ?」

「用件? そんなもの決まっているでしょう。……彼女に、ラヴィニアについてですよ」


 ラヴィニアの名前を出され、アシュリーは一瞬ぽかんとした顔をする。元娼婦の寵妃を持ったことに対する苦言だと考えていた彼女には、セオドアの親しげな口調が不思議だったのだろう。

 まさか、偏屈な人間嫌いが熱心に娼館に通っていたとは思うまい。


「……ラヴィ?」


 どういうことなんだと視線で問い掛けてくるアシュリーに、ラヴィニアは悪戯っぽくウインクすることで答えを伝える。


「侯爵もなのか……」


 この数日でラヴィニアの知り合い(・・・・)という男達の顔触れに内心蒼白になっていたアシュリーは、自分がかなりとんでもない女を寵妃にしたことを痛感し力無く肩を落とした。

 ここでラヴィニアを利用しようと考えないあたり、彼女は根が善良なのだろう。


「…………」


 そんな、傍目から見れば親密に見える遣り取りに無表情で苛立っていたのはセオドアである。……尤も、それに気づけたのは付き合いの長いラヴィニアだけだったが。


(でも、まさかアシュリーもいるのに直接会いに来るとは思わなかったわね。……あんなことしたから怒ってるのかしら)


 もちろん、あんなことというのは彼からの身請け話に返事をすることなく、アシュリーの寵妃となったことだ。

 事情があったとは言え、“考えさせて”などという思わせぶりな言葉を残して他の男のもとに行くなど酷いことをしてしまった。


(ちゃんと、ここでお断りしましょう)


 現在の男――セオドア的にはそうなる――の前で改めて振るという更なる無慈悲な所業を止めたのは、アシュリーの存在だった。

 即位して2年足らず、未だ立場の弱い皇帝には強固な後ろ盾となる相手が必要だ。まして、彼女には性別を偽っているという大きな弱みがある。


(旦那様……セオドア・アシュクロフトは、後ろ盾にするには申し分ない実力者だわ)


 彼のラヴィニアに対する執着を見るに、交渉の余地はあるだろう。

 ただ、セオドアがまだラヴィニアを手に入れたいと思っているのかが問題ではあったが。


「ねえ、旦那様。旦那様は、まだ私を欲してくださっているのかしら?」

「……もう邸に君の部屋を用意してしまっているのでね。来て頂けるとありがたいよ」


 こちらの真意を探るように慎重に、しかし明確に“欲しい”という意思を示してみせた男にラヴィニアはニッコリと微笑んだ。

 どうやら、切り札はまだ自分の手の中にあるらしい。


「そう言ってもらえて嬉しいわ。でも……今の私はアシュリーの寵妃なの」

「君が望むなら、この若造から君を奪うことは造作もないが?」

「いいえ、そんなことは望んでいないわ」

「では……何が望みだね?」


 微かな緊張を孕んだその問い掛けは、彼がすでにその“望み”を受け入れる覚悟があることをラヴィニアに伝えてくる。


「私の望みは……セオドア・アシュクロフトが、現皇帝であるアシュリー・カルヴァートの後ろ盾となること」

「……っ、ラヴィ!?」


 ラヴィニアの申し出に驚きを上げたのは、ある意味一番の当事者であるアシュリーだった。今まで二人の遣り取りを把握するのに精一杯であった彼女にとっては、まさに寝耳に水な話である。

 そして、潔癖な彼女にそんな申し出が受け入れられるはずもない。


「私は貴女を物のように差し出すつもりはない! もちろん、そんな方法で後ろ盾を得るつもりもだ!!」

「アシュリー、アナタは黙っていて。これは私と旦那様の取り引きよ」

「それでも、私のことだろう。私にだって口を出す権利はあるはずだ。……ラヴィ、もっと自分を大切にしてくれ」


 アシュリーからすれば、ラヴィニアのこの行動は一種の自己犠牲のように見えるのだろう。他人のために好きでもない男のものになるという。

 しかし、悲痛な表情でこちらを見る彼女には悪いが、ラヴィニアにはそんなつもりは全くなかった。


「自分を(ないがし)ろになんてしてないわ。それに……」


 ラヴィニアはそこで不意に言葉を切り、アシュリーの耳元で彼女にだけ聞こえるように言葉を続けた。


 ――彼は、アナタが思うよりもずっと可愛い人なのよ?



   ◇◇◇



「では、確約をくださる? 愛しい旦那様」


 今一つ納得していないらしいアシュリーを適当に宥めてから、ラヴィニアはその間じっと自分を見つめていたセオドアへと話し掛けた。……半ば“是”という返事を確信しながら。

 しかし、彼から返って来た言葉は意外なものだった。


「……それほどまでに、その若造が大切かね」

「え?」

「その男のために私のもとに来るのだろう」

「…………」

「私は……君の身体が欲しい訳ではない。君という存在ごと手に入れたいのだよ」

「他の男を心に住まわせた私では嫌だと?」

「嫌に決まっているだろう。……それでも私は、君をいらないとは決して言えんがね」


 そう言って、セオドアは自分の言葉に自嘲気味に顔を歪める。

 アシュリーは常に表情の薄い彼にしては非常に珍しいその仕草に驚き、同時に気がついた。この男がラヴィニアを娼婦としてではなく、一人の人間として愛していることに。

 そして、先程のラヴィニアの囁きの正しい意味も。


「……ラヴィ。すまない、私が間違っていた。だから早く侯爵の誤解を解いてやってくれ」


 ラヴィニアはそのアシュリーからの懇願に、クスクスと堪え切れない笑いを漏らす。

 たったこれだけの遣り取りでも、色恋沙汰には鈍いであろう彼女すら気づいたというに、当の本人(セオドア)は全く理解していないことが面白かった。


「ねえ、旦那様。あのときの話の返事、今させてもらっても良いかしら?」

「……君の口から、他の男の名前は聞きたくないんだが」


 今も、ラヴィニアが絡むと正常な判断ができなくなってしまうらしい男は、アシュリーの言葉の正しい意味に気づかず、返事が悪いものだと思い込んでいる。

 このまま彼の心情など気にせずにあっさり返事を伝えてしまっても良かったのだが、それはそれで後々面倒なことになる予感がしたラヴィニアは、一連の事情を説明することにした。


「アシュリーは女の子よ?」

「は?」

「前皇帝がエミリア様と結婚するための条件がなんだったか知ってる?」

「条件? ……っ、子どもの性別を偽ったのかね」


 ラヴィニアは親切とは言い難い、かなり簡潔な説明でもセオドアはすぐさま事情を察した。……本来の彼はとても優秀な男なのだ。


「理解が早くて助かるわ」

「……なるほど。だから私に皇帝の後見をさせたいんだね?」


 強大な恋敵だと思っていたアシュリーが女であると知り、多少は余裕ができたのか、セオドアは先程よりもずっと落ち着いた声音で問い掛けてくる。


「ええ。旦那様が後ろ盾となってくれたら、今の勢力図を塗り替えることができるでしょう。オースティン公爵は穏やかな方だし、姪であるアシュリーを無理やり退位させたりはなさらないはずだわ」

「確かに、私が後ろ盾に付けば皇帝に群がる蛆虫はだいぶ減るだろうね。オースティン公を推す連中もある程度は黙らせることができる」

「まあ、まだ色々と問題は残るけど……」

「現状としては一番マシな選択といったところだね」


 例え、セオドアが後ろ盾になったとしても女であるアシュリーがこのまま皇帝を続けることは難しい。彼女はそう遠くない未来、帝位を退くことになるだろう。

 大切なのは彼女が皇帝を続けることではなく、アシュリー・カルヴァートという皇帝を美しく終わらせることだ。

 そして……それはセオドアがいれば、そう難しいことではないとラヴィニアは思っている。

 



 色々な勘違いの末。ようやく話が纏まったところで、セオドアにはアシュリーに言っておかねばならないことがあった。


「一つ、皇帝陛下に申し上げておきたいことが」

「……なんだ」


 常に何の感情も浮かんでいない彼に見つめられると、大抵の人間は尻込みする。それは、一応は彼の主君であるアシュリーでも同じだった。……例外は、彼を掌の上で転がせるラヴィニアくらいだろう。


「私は貴女の味方となることはないでしょう。必要とあれば、貴女を切り捨てることも……」

「あら、なら旦那様は私の敵になるということ?」


 セオドアが冷たく言い捨てようとしたのをあっさり遮ったのは、もちろんラヴィニアだ。彼はその言葉に焦ったような声を上げる。


「……っ、なぜそういうことになるんだね!?」

「だって、私はアシュリーの味方ですもの」

「…………。陛下、先程の言葉は忘れて頂きたい。この先、私、セオドア・アシュクロフトは貴女の臣として尽力しよう」


 簡単に前言を撤回してみせた男を見つめ、アシュリーは呆れたような溜め息を吐いた。これが、多くの貴族から恐れられるセオドア・アシュクロフトなのか、と。 

 そんなアシュリーに顔を寄せ、ラヴィニアは笑みを含んだ声でこう言った。


 ――ね? とっても可愛い人でしょう?


 まるで、取って置きの秘密を囁くように。



   ◇◇◇



 諸々の面倒事を片付け、ラヴィニアがセオドアのもとへと嫁ぐことができたのは、彼の告白――という名の身請け話――から半年後だった。


(これで、本当に良かったのかしら)


 実は、ラヴィニアはセオドアの妻になることを了承した日からずっと悩んでいた。

 彼がアシュリーの後ろ盾になることを条件に、彼との結婚を受け入れた。その判断に後悔はない。セオドア・アシュクロフトという存在は、立場の弱いアシュリーにとって絶対に必要なものだ。


(でも……旦那様にとって、私という存在はマイナスにしかならないわ)


 侯爵であるセオドアにとって、いくら皇帝の寵妃だったとはいえ元娼婦の女を正妻に据えるメリットはない。これがただの愛人であったのなら、ステータスくらいにはなっただろうが。




「……この部屋は気に入らないかね?」


 自分のために用意された豪奢な部屋の入り口で物思いに耽っていたラヴィニアを現実へと引き戻したのは夫のどこか不安気な声だった。


「いいえ。そんなことありませんわ」


 とっても素敵、と柔らかな笑顔を浮かべて見せる。

 セオドアのもとに来た以上、ラヴィニアは彼だけのものでなければならない。彼女はセオドアの望む妻を完璧に演じて見せるつもりだった。それが、自分のような女に引っ掛かった彼へのラヴィニアなりの償いなのだ。

 そんな決意に気づいた訳ではないだろうが、何となく物言いたげなセオドアの視線に、ラヴィニアは誤魔化すように小さく首を傾げて見せた。


「何か?」

「あの日……なぜ、私が君に身請け話をしたか分かるかね?」


 アシュリーと出会う前日のことだろう。

 そう言われれば、確かに4年にも及ぶ付き合いの中で、彼がその手の話を匂わせたのはあの日が初めてだった。

 それまでも、彼の自分への好意には気づいていたが、まさか身請けするつもりだとまでは思っていなかったのだ。


「千夜目だったんだよ」

「え?」

「私が、君のもとに通うのが……あの日でちょうど千夜目だった」

「…………」

「千夜通ったら、君に気持ちを伝えようと思っていたんだ」

「……っ、ぷ……っ、あははははっ!」


 つまり、この可愛らしい男は自分で勝手に“千夜通う”という目標を立て、ラヴィニアに気持ちを伝えた気になっていたらしい。

 娼婦にとっては足繁く通う客など金蔓でしかないというのに。


(本当に、どこかズレてるっていうか……他のことなら器用にこなすんでしょうに)


 突然爆笑されたセオドアは、今までに見たことのないラヴィニアの様子に無表情で戸惑っていた。彼からすると、今のも充分“愛の告白”だったのだ。


「……はぁ、笑ったわ。こんなに笑ったの久しぶりね」

「今のどこに笑う要素があったんだね……」

「ねえ、旦那様。私、アナタの望む妻にはなれないかもしれないわよ。それでも良い?」

「君は不思議なことを聞くね。私が君に望むことはたった一つだよ」


 ほんの少しの緊張を混ぜた問い掛けには、実にシンプルな答えが返された。分かりやすく、誠実な答えが。


「私の傍にいる。それだけだ」


 自分の目を見てはっきりと言い切った男に、ラヴィニアは苦笑した。今まで何人もの男達から贈られてきたはずの言葉を言われて、微かに喜びを感じている自分に。

 だから、“まあ、細々した望みは他にもあるが……”などと小声で続ける男の、その細やかな願いを叶えてやる気になった。


「私を幸せにしてくださいね。……セオドア様?」

「……っ!? ……~~っ!」


 皇帝の夜の相手も務めた帝国一高い彼女は、“善処する。……ラヴィ”っと小さく呟くこのヘタレな男のことが結構好きなのかもしれない。





≪登場人物紹介≫


ラヴィニア・ノット(23)

 娼館“女神の息吹”で人気№1の高級娼婦。

 肉感的な美女で、燃えるような紅い髪と金の瞳の持ち主。色んな意味で寝技が得意。

 自分という人間を気に入ってはいるが、別に好きではない。どちらかというと、素直で育ちの良さを感じさせるような自分と正反対のタイプに好感を持つ。ただ、恋愛を含め駆け引きは嫌いではない。

 何だかんだ言って、彼女は彼女なりにセオドアを愛している……はず。


アシュリー・カルヴァート(21)

 実は、この作品の裏主人公。書かれていないが細々とした設定があったりする。

 カルヴァート帝国の現皇帝。二年前に両親が他界し、たった19歳で(性別を偽ったまま)帝位を継ぐことになってしまった不幸な少女。両親の所為で恋愛に嫌悪感がある。潔癖気味な完璧主義者。自分を追い込んでしまうタイプで、わりとネガティブ。

 中性的な美人で、けぶるような金髪と澄んだアイスブルーの瞳の持ち主。


セオドア・アシュクロフト(37)

 ラヴィに一目惚れし、以後延々と彼女を買い続けている侯爵。一応、本作のヒーローである。コイツにも細々とした設定を考えていたのだが出番の関係でほぼ端折られた。

 有能だが、人間嫌いの皮肉屋。ただしヒロインに対してのみヘタレ。秘かにヒロインを“ラヴィ”という愛称で呼びたいと思っており、最後の最後で願いを叶えた。

 黒髪に深い沼を思わせる緑の瞳の持ち主で、童話の悪い魔法使いのような雰囲気がある。

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