第六話 第五部 文化祭とお客
「それじゃあ、はい!」
「お帰りなさいませ! ご主人様っ!」
「イイネー! それじゃあ後はお客に戻るから食べ物よろしくね!」
いくらか指導を終えたアリスは席に戻って食べ物を待っていた。私たちにとっても向こうの人たちにとっても良い経験になってよかったかもしれない。でも…この人たちも時間があったら私たちのライブを聴いてくれるのだろうか。もしそうだったら嬉しいな。
「それではこちらがアイスクリームになります。」
「うんまそー!」
「ありがとうございます。あ、それと。恭花さん。」
「あ、はいはい。」
恭花さんの名前が呼ばれた。学校の中では名前は知られているのかあ。
「ライブ、見に行きますね! きっとこの人たちがピュアプラチナのメンバーなんですよね! 楽しみにしています!」
「ありがとう。」
私たちは顔を合わせて笑顔を見せた。そして見に来てくれる人たちに挨拶をした。
「ライブは明日だからよろしくね!」
「はいっ。皆さん可愛いのできっと人気が出ると思いますよ。」
か、可愛いだなんて…。そんなことないと分かっていても照れてしまう。やっぱりこういうことを言われるのは嬉しい。
「ライブ終わったら是非サインお願いします!」
「わ、私たちなんかでいいの?」
「ものすごく欲しいです!」
ど、どうしよう。私、サインなんて考えていなかった。きっと三人とも考えてきているのだろう。どう書けば良いのか…。明日までの宿題になりそうかな。




