第五話 第十二部 収録とグッズ
「CD以外にはこういうもの出しているんだ…。缶バッチやうちわとかあるね。」
「こっちにはタオルもあるよ! 凝っているねぇ。」
「ねえ、これはペンライトかな…?ただのペンライトじゃなさそうだね。」
私たちはグッズを驚きながら眺めていた。こんなに凝っていて綺麗なものばかりがそろっているのを見ると、皆相当レベルが高いことが分かる。やはり本当にアイドルで売れるようになるためにはこの競争から勝っていかないといけないのかな。
「ねえ…やっぱりこう見ると…アイドルも競争なのかな。全員が仲良くなんて出来ないのかな…?」
「無理ね。運動部の時もそうだったけど実力がすべて。実力イコール地位や名声という部分に直結してくるからね。」
「バンドもそうだけど、食っていくためにバンドをしている人たちは周りが敵みたいなものだったよ。もちろん全部がそうじゃなくて仲間のいる所もあったけどね。」
そう聞くと私たちは相当力強い仲間がいるということになるのかな。でもいつでもあの人たちについていくわけではない。私たちからも最高のパフォーマンスを見せないことには始まらない。
「ただいまー!」
「おかえり…ってその猫耳は何!?」
「えっへん。宇宙と更新中にゃー!」
いきなりにゃーとか語尾につけて会話し始めてきた。しかも天に向かって指をさして何かやっているし。本当に変わった子だなぁ。
「さてと…こういう良いところは盗んでいかないとね。」
「盗む?」
「もちろん物を盗むわけじゃないよ! こういう良いところを私たちの販売とかにも使っていこうってこと。」
あ、そういうことだったのか。でもたしかにそういう所は必要になってくる。そうじゃないとこのアイドル業界勝ち抜いていけない…!




