第五話 第七部 収録とセンター
「私、一つ提案があるんだけどいいかな?」
楓が突然ビシッと手をあげた。私たちは楓の方を見た。そしてゴホンと咳をして私の顔を見た。
「千代乃がセンターが良いと思うの! だって…アイドルという世界につれてってくれたのは千代乃だもの!」
「…そうね。私もそれが良いと思う。こんな出会いなんて千代乃が無かったらありえなかったからね。」
「私もさんせーい!!」
全員一致で私がセンターのメイン曲をやることが決まった。これは責任重大だ…。しっかりこなさなきゃいけないから…。後はもう一曲…誰にすべきか…。でも私には一つ考えがあった。
「それなら私からも提案があるの。アリス、二曲目のセンターお願いできる?」
「私!?」
アリスは自分のことを指さして驚いていた。
「そっか! アイドルに近いことをアリスはやってきたってことだよね! 頼りになるしきっとセンターのことも私たちの中で一番知っているはず。」
「そうね。この中で一番経験豊富なのはアリスしかいないよね。アリス、メイドになってどのくらいたった?」
「私は一年間だよ。」
やっぱり、私が考えていたことがピッタリはまった。となれば二曲目センターは…アリスで決定。あとは本人がどう言ってくれるか。
「私でいいなら…おまかせあーれ!!」
私たちはアリスの自信満々な顔に拍手した。これで大まかだけど大事なことが決まった。これで後は…曲を作っていくだけ。
「楓、曲お願いね! そして恭花さん、ダンスの振り付けお願いします!」
「任せて!!」
「良い物にしてあげるわ。」
なんて頼りがいのある言葉なんだろうか。本当に楓と恭花さんにはお世話になっている。そして…アリスとも今後は仲良くしていくだろう。




