第五話 第三部 収録とありる
「やーほーい!」
「ありるさん、メイド服のまま…どうしてここに?」
「うーん、ちょっと電波を感じたので。」
全く意味不明な会話をしてきた。でも…この子らしいというべきなのかな? これが人気の理由? 作っているのかあるいは…素なのか。
「それにしてもメイド服似合っているね!」
「本当ね。うらやましい限りよ。」
楓も恭花さんもありるさんのことを褒めている。でも…この人の名前っていったい何なんだろうか。本当の名前は。
「あの…ありるさん。」
「そうだ! お話したいことがあったんだ! ちょっとどこか話せる所ってある?」
「えっと…私たちこれから会議があって…。もしよかったら来ていいわよ。」
「ワーイ!!」
ありるさんの突然の行動に私は戸惑っていた。でも…何か話しがあるって何なんだろう。
「でもその服でいいの?」
「着替えは?」
楓と恭花さんが少し気にかけて声をかけてくれた。確かにこの格好で行くのはちょっと…。
「着替えはここにあるよー! 向こうつくまでこの格好でいくー!」
な、なんて猛者なんだろうか。人前でメイド服のまま歩けるなんて…私だったら恥ずかしくてどこか逃げ込みたいぐらいだ。私はちょっと恥ずかしい気持ちを抑えながらうなづいて歩き始めた。
「そしたら会議早めにして後でもう一度秋葉原行く?」
「いいね!」
恭花さんのアドバイスで私は少しほっとした。私はありるさんをつれていつもの会議場所へと向かっていった。行く途中の人々の目がちょっと痛かったのがちょっぴり恥ずかしかったけど…私じゃないし。うん、大丈夫。
「わーいわーい!」
会議室に入ると同時に飛び跳ねていた。そして私たちの方を向いてお辞儀した。いったい何だろうか。
「おねがいします! ピュアプラチナのメンバーにしてください!!」
…………えっ!?




