第四話 第十四部 デビューと食事
「私このたらこパスタ!!」
「それじゃあ本日のドリアを一つ。」
「えっと…プロシュートハムセットを…。あ、それとドリンクバー三人分で…。」
私たちは注文を頼むとすぐに飲み物を取りに行った。この二人がいると落ち着く。楓は氷をコップの中に入れてカルピスを入れ始めた。
「ねえ、恭花って部活終わった後こうやって集まって食べたりした?」
「もちろんあるよ。特に大会終わったときは皆で行ったときがあったわね。楓はあったの?」
「私はライブが終わった後とか食べに行ったよ。でもこういう所で食べるのは久々かな。意外としっかりした店で食べることが多かったから。」
二人とも友達と食べに行ったりすることがあったんだ。私は何かのつながりがあって一緒に食べに行ったことはない。ただ友達だから食べにいったぐらいだけだ。でも二人と比べたらあまり外食はなかったと思う。
「そうそう。明後日のことだけど。千代乃、衣装は着てやってみる?」
「そうだね…本番の気持ちでやってみよう。今日衣装は持ってきたからサイズが合っているか後で着てみよう。練習中はさすがに汗かいたりするかなって思ったから…。」
「なら食べ終わったら運動場に戻って着替えだけやってみよう。」
「うん。あっているといいな…。」
「器用だよね…。」
私が器用…たしかに服作れる人って少なかったはず。
「まあ今日はポジティブに行こうよ! 千代乃はあのたのしそうに歌って踊っているときの顔が一番かわいいよ。」
「そうそう。いつも笑顔でいよう。」
私は二人の言葉に勇気付けられた。二人がいて本当によかった。
「それじゃあ! かんぱひ!」
「大事なところで噛んだわね。」




