第四話 第四部 デビューと楽しく
「お、来た来た!」
私たちの料理がずらりと並んでやってきた。誰が一番遅くやってくるかなとお話しもしていたけど、意外にもほとんどの食べ物が同時にやってきた。量が多いから三回にわたって送っていた感じだった。
「それじゃあいただきます。」
楓の声で皆が一斉に食べ始めた。食事しながらも楽しく会話している。この楽しい会話もアイドルに必要なスキルなのかな。それを教えてくれているかのようにも見える。もしそうだとしたら本当にすごいことだ。そして私にそんなことができるのかなって不安にもなってくる。だとしても…せっかく良い所をみることができているからしっかり覚えないと。
「このハンバーグはなかなかおいしいわね。」
「和食も捨てがたいわよ。」
各々が食べ物に関して感想を言っている。それだけなのにこの盛り上がり方、何があるのだろうか。
「私、ピュアプラチナのメンバーと話していて楽しいわよ。」
突然ルナさんが私を嬉しそうな顔で見て来た。私たちと話していて楽しい?
「何かひきつけられるものがあるね。やっぱりこの三人には何かあるよ。」
「もう何人かいたら完璧になるかもね!」
人数を増やす…それも考えておけばいいのかな。たしかに人が増えるだけレパートリーが増えるから…。
「とにかく今はこの三人でライブ成功させてね!」
「はい、ありがとうございます。」
四人の顔が笑っている。この人たちは私たちにとって運命の人なんだ。ここまでやってこれたのもこの人たちに会っていなかったら…。アイドルなんて、楓や恭花さんにだって…。
「アイリングには本当にお世話になります。」
「いやいや、そんな固い挨拶にならなくてもいいよ。」
やさしく私を受け入れてくれる。こんな良い人はそういないだろう。




