第三話 第十一部 ピュアと決意
「ふーすっきりした! やっぱり練習した後のシャワーは最高だね!」
「運動ずっと続けているとこのシャワーとかお風呂のありがたみがもっとわかってくるわよ。」
「そうなんですか。心なしか癒された気分になりました。」
少しぬれた髪を拭きながら荷物の場所へと移動していく。窓が開いていて風が室内に入ってくる。ゆったりと涼しい風が私たちを呼んでいるようだった。
「ねえ、私たちってこうやって集まっているけど…初ライブ、何処でやろうかな?」
「あー、そういえばそうだね。」
「おそらく場所とるにはお金もかかりそうだし…。」
私たちは悩んでいた。どうすれば場所をとってアイドル活動ができるのだろうか。
「あ、…もしかすると。」
私は一つのことを思い出した。そうだ、紅音さんに聞いてみるのも一つの手かもしれない。でも…中途半端な気持ちでやるなんてできない。そう、思いっきりやらなきゃいけない。そして私たちの意志をしっかり伝えなきゃいけない。
「ねえ、もしかするとある人に声かけてよければ場所取れるかもしれない。」
「本当!?」
「ちょっとまって、千代乃。それってアイドルの人とかそういう関係の人?」
「うん、アイリングっていうアイドル名の…。」
私の言葉に二人の顔が一気に険しくなった。そして外を眺める。
「それって…本当に活動している人たちだよね。もし一緒にやるとしたら生半可なことじゃできないよ。今後の活動にもかかわってくることだし。」
「でも裏を返せば大きなチャンスかもしれないよ。そこでたくさんの人に見られたら私たち、一気に活動しやすくなるから。」
「そうだね…でもまず声をかけてみて…よかったら…。」
「私はいいわよ。」
「もちろん私はやりたい!」
「うん…ならやろう!」
私はこのお願いを頼むことを決めた。どんな答えが返ってくるかわからないけど…やるからには最高のパフォーマンスが出来るように頑張りたい!




