第三話 第十部 ピュアとピュア
「よいしょ! いちにっ、さんしっ!」
「千代乃、もういいの?」
私は再びステップし始めた。ぎこちない感じだけど上手くやっていかないと。そうでないと二人においてかれちゃう。
「わーい! これで三人で練習できるね!」
「体力調整を意識したステップも考えてね。」
私は二人に迎え入れてもらえ、トレーニングを続けた。うん、大丈夫。上手く出来ている。
「そうそう、もう少しバランスを…。」
「今日の練習はここまで、お疲れ様でした!」
「おっつかれー!」
「お疲れ様です。」
私は声をかけて地面に座り込んだ。やった、最後まで練習をやり遂げられた。恭花さんと楓、二人のおかげで最後までやり遂げることができた。純粋にただ、楽しんでくれている。これだけすごい人たちと一緒に。…ん?
「ねえ…楓、恭花さん。」
「ん?」
「何かあった?」
この人たちは真剣に私に教えてくれる…その姿はまるで…純粋。そう、純粋だから…!
「私ね、提案があるんだ。純粋にアイドルに向き合う心から…ピュアという言葉をアイドル名に入れたいなって思ったの。」
「ピュア…うん、いいわね!」
「すごくいいよ! あとそこに一つ入れると…いいね!」
「ありがとう…そう言ってくれて嬉しいよ。」
私の考えが二人に伝わってくれた。そう、私たちは純粋なんだ。アイドルは純粋な心をもって…笑顔を見せないと。だからこそのアイドルなんだ!
「うん、私たち、頑張ろう!」
「そうだね! 純粋なこころを持って。」
「目指すは…大きなライブを!」
私たちは心を一つにしてハイタッチした。そのハイタッチがどれだけ大きなものか、私たちは感じていた。




