最終話 最終部 これからとピュアプラチナ
「それではピュアプラチナの皆さん、よろしくお願い致します。」
「はいっ!」
いよいよ…出番がやってきた。私たちが目指してきた、最高の笑顔にあふれたライブがこれから始まる。私は立ち上がると大きく深呼吸した。いままでのことが頭の中をめぐる。私の体でもここまでやってこれた。楓、恭花さん、アリスという仲間たちに出合えた。アイリング、スノーフェアリーのメンバーとも仲良く出来た。そして…私が笑顔で入られた。
「よし、いこう!」
「うん!」
私たちは控え室を出る。すでに両親や紅音、優衣さんたちはライブを見るために観客席まで移動している。私たちは廊下を歩いていく。ここから先はライブのステージ、アシスタントや演奏をしてくれる人、ダンサーたちも後ろについてきてくれている。そして光が見えてくる。私はその光を見て足を止める。
「どうしたの千代乃。」
「皆、がんばろうね!」
私は三人に声をかける。三人とも笑顔で答えてくれた。
「もちろんだよ。私はこのメンバーとして音楽を作っていけてよかった。あの時、千代乃に会えて本当によかった。だから私もこの声援にこたえられるようにがんばるね。」
「私も高校生最後の思い出として、そしてピュアプラチナのメンバーとして一緒にやれてよかった。ダンスとしても貢献できてよかったよ。」
「あの時、メイド喫茶で三人に会えてよかったよ。私はあの時勇気をもらえたし、三人と一緒にいたいって思ったから。だからがんばりたい!」
私たちは皆の顔を見て笑う。そして肩を組み合ってもう一度円陣を組んだ。
「それじゃあ…私たちのソロライブ、いくよ!!」
「おーっ!!」
私たちは声をかけると同時に腕を上に上げた。皆で心をひとつに…そして笑顔を皆に届ける。
「ではお願いします!」
係りの人に声をかけられ、ステージの前へと向かっていく。正面の大きな扉が開けば…目の前にステージが見えてくる。
ジャーーン!
「キャアアアアア!!」
ステージの向こう側で音楽が流れ始める。スモークを出しながらライブが始まる合図になる。私たちは指定の位置に並ぶ。目の前のドアが…もうすぐ開く。私たちは皆の顔を見合う。大丈夫、私たちなら出来る…! そして…目の前の大きなドアが開く。
「3! 2! 1!」
私が声をかけると同時に私たち四人は前へと小走りする。スモークの中を走り、そしてステージが目の前に見えた。たくさんの光、大きな歓声、そしてたくさんの人たちが笑顔で見ていた。私たちはその瞬間、最高の笑顔を出すことが出来た。ライブが…始まる!
「それじゃあ、いくよー!!!」
曲が始まると同時に私たちは同時にジャンプをする。最高のライブを…最高の笑顔で…。最後まで楽しんでいきたい!!
カボちゃさんに描いていただきました!ありがとうございます!
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これにて「ピュアプラチナ」完結です。最後まで読んでくださってありがとうございました。長編は二作品目の完結になりますが、今後もがんばって小説活動を続けていきたいと思います。よろしくお願い致します。




