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ピュアプラチナ  作者: レザレナ
第三話 ピュアプラチナ
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第三話 第七部 ピュアとリズムステップ

「さて、終わったわね。再生するわよー。」

 私と楓が柔軟体操を終えると恭花さんがDVDを再生し始めた。最初のレッスンはリズムをとる練習だった。たしかにリズムに乗っていないと始まらない。そしてその中にはステップも軽く含まれている。そして良く見ていくとすべてバランスが必要だということもわかってきた。後は…バランスだけの練習もある。これを実践するということね…。

「それじゃあテレビを見ながら最初にやっていきましょう。私も一緒にやっていくから。」

 恭花さんがまずお手本のようにステップを始める。

「いっちにっさんっしっ!」

 私は恭花さんの声と共に足を動かしていく。自然に私も声を出していく。DVDから流れてくるアドバイスを聞きながらしっかり足を動かしていくが…なかなかこれが上手くいかない。私はバランスを崩してリズムを狂わせてしまっている。恭花さんも少しリズムが慣れていない感じだった。運動部だったからバランスはすごいけど…。そして楓はバランスこそあまりよくないけどリズムだけは一度もはずしていない。この中では一番リズム感覚がよさそうだ。さすがは音楽をやっていただけある。私たちには無いものを持っている。

「よいしょっ! おっととと!!」

 楓は一生懸命やっていて自信に満ち溢れている。恭花さんは一生懸命このステップと向き合って練習している。私は…自信を持って出来ているだろうか。考えている時点では少なくとも…でも楽しい。難しくても…できないなと思っていても…アイドルにかかわることになると楽しくなってくる。そう、楽しんでいけば!!

「そうそう、千代乃上手いよ!」

「千代乃ちゃん、飲み込み速い!!」

 私はいつの間にかステップが綺麗にできていた。なんでだろう。自分でも驚きが隠せないほど上手くできている。

「で、でも…。」

 私はステップをやめると疲れがドッとやってきた。こんなに大変なのね…。

「ふぅふぅ……すごい疲れるね。」

「それはそうだよ。大変だもの。」

「もっと練習して上手くなるんだからね!!」

 楓は再びステップをし始めた。なんて体力なんだろうか。私も…負けてられない!


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