最終話 第二十七部 これからと温泉
「へえ、良い温泉だね!」
「そうだね。こんなに大きな温泉施設があるなんてね。」
私たちはタオルを巻いて体を洗う場所へと向かう。四人並んで鏡を見ながら体と頭を洗い始める。
「楓の髪って特徴的だから洗うのとか整えるのって大変そうだよね。」
「まあちょっとね。でもそれよりはアリスの方が大変そうじゃない?」
私たちはアリスの方を見る。たしかに、髪を下ろしたアリスの髪の長さはとても長かった。
「私は大変だけどこの髪が好きだからね。私に似合う髪ってこれかなって思ってからずっと続けているの。」
そういってアリスは髪を洗う。たしかに自分の好きな髪であれば…短くても長くても大切にするはず。
「それにしても千代乃の体、前よりも良くなったよね!」
「ええ、始めた頃は病弱ってわかるぐらいにアレだったけど…。」
「いまだに無理は出来ないんだけどね。それでも…前よりは良くなったよ。」
「それならよかったね。……千代乃、胸ちょっと大きくなった?」
楓が私の胸の辺りをまじまじと見る。な、なんで見ているのだろうか。というより…ものすごく恥ずかしい。
「や、やめてよ! なんでまじまじと見ているの?」
「いや、うらやましいなーって思って。私ってほら、成長してないし。まな板ってほどひどくは無いけど…。」
「そ、そうだね。」
あまり私はそういう系のお話は得意ではない。苦手なほうになる。けど…たしかにそうなのかもしれない。
「アリスも平均的…だけど、恭花さんは…。」
私たちは今度は一斉に恭花さんのほうを見た。胸をチラッと見るとたしかに…平均よりは大きい。
「な、何をみているのよ! 恥ずかしいからやめてよ!」
「いや、発育良いなとおもってね。」
「楓、桶を投げられたいか、目に石鹸かけられるか。どっちが良い?」
「ご、ごめんなさい。ちなみにどっちもいやです。」
私たちは笑いながらも体を洗うと温泉へと向かっていく。上を見るときれいな夜空が見えていた。




