280/295
最終話 第十八部 これからと笑って
「ありがとー!」
紅音さんたちも曲が終わる。今度は私達の出番がやってくる。私は大きく深呼吸をすると皆の顔を見て笑った。そして右手を前に出す。
「今日のライブも頑張るよ。」
「もっちろん!」
「気合いれていこうね。」
「ファイトー!!」
私達は声をかけあってライブに向けて気合を入れる。すると後ろからポンと背中を叩いてくれる人がいた。振り返ると目の前には優衣さんがいた。
「頑張ってね。新曲楽しみにしているよ。」
「はい、まかせてください。」
「千代乃、ラスト頑張ってね!」
紅音も戻ってきた。私は紅音とハイタッチの構えをする。紅音は同じように手を出して構えてくれた。
パチン!
「よし、いこう!!」
私達は笑いあいながらステージへと向かっていく。観客の人たちは楽しみにしていそうな顔をして私たちを見る。そして私は大きく息を吸う。
「いくよーー!!」
「キャアアアア!!!」
声をかけると同時にファンの人たちが大きな声で答えてくれる。そしてテレビを見てくれている人に向けても…笑ってもらえるように!!




