第三話 第一部 ピュアとアイドル名
「アイドル名かぁ…。」
アイドル名は今後の活動にもかかわってくる。そしてイメージを決めるべき大切なものだ。でもまだ方向性も決まっていないのにコレを決めるのはかなり厳しい。それに宿題でそれぞれの役割の勉強をすることになった。私は衣装に関してで楓はアイドルの音楽について、そして恭花さんはダンスを勉強をすることになった。
「うーん。」
「千代乃、ご飯よー!」
お母さんが私を呼んだ。私はパソコンの画面を消してリビングへと向かった。椅子に座ってもまだ考え事をしていた。
「あれ? 春乃は?」
「ああ、今日は塾だから家にいないよ。」
私は納得して手を合わせた。でもご飯を食べながらどんなスタイルでいくか迷っていた。箸が自然に止まってしまう…。
「どうしたの? 何か考え事?」
そうだ、私はお母さんにアイドルをやることを言ってなかった。うーん、ここは正直に言った方がいいかな…。
「お母さん、私…いろんな人たちとアイドルやることになったんだ。」
お母さんは箸を止めて私の顔を見た。
「体のことは大丈夫なの? それにアイドルってどこか事務所に入るの?」
「今運動少しずつやってるから問題ないよ。事務所じゃないよ。個人的な活動でやっていこうかなって。」
「そうなの。それで悩み事?」
「うん…アイドル名を考えていて…。何か名前を決めるときお母さんは何を重要にした方がいいかな?」
飲み物を注ぎながら考えていた。ペットボトルを置くとコップを持ちながら私の顔をもう一度見た。
「そうねぇ、周りの人たちを見てこの人たちと一緒にいるとどんな気持ちになれるか。それに一つ今後の気持ちを含めた言葉をかけるといいかなと思うね。」
お母さんは口にコップをつけて飲み物を飲み干した。そして笑っていた。
「よかったね。好きなこと、やりたいことが見つかって。頑張りなさい。」
「ありがとう、お母さん。」




