第八話 第二十三部 フェスティバルと朝食
「ただいま。」
「お帰りなさい。おはよう。」
私が戻ってくると楓とアリスも起きていた。テーブルの椅子に座りながらあくびと背伸びをしていた。恭花さんや紅音さんは料理をそれぞれの机に配っている。他のルナさんやハルミさん、ユキノさんも椅子に座っていた。料理は管理人の人が用意してくれたようだった。私は洗面所に行き手を洗ってうがいをする。そして全て用意されていた椅子に座った。
「ありがとう、恭花さん、紅音さん。」
「いいのいいの。それじゃあ食べましょうか。」
「頂きます!」
私達はすぐに朝ごはんを食べ始めた。美味しいご飯がランニング後の体を癒してくれる。皆のサポート…裏方の人たちがあるからこそ私達が成り立っている。だからこそ…ライブではすごい物を見せてあげなければ。
「食べ終わったら皆でライブを見に行きましょう。私達は明日が本番だから。」
「賛成! 八人で行けば面白いと思います!」
私達はその話を決めると早めにご飯を食べ終わるように急いで食べ始めた。トップバッターのライブ開始が10時からで、もうすでに観客もやってきているに違いない。だからこそ…その盛り上がりを見てみたい!
「千代乃、私達は食べ終わったらシャワー浴びましょう。少し汗をかいているからね。この時間なら髪も乾くよ。」
「そうですね。ん…ご馳走様でした!」
私は全て綺麗に食べ終えるとすぐに皿を片付けて台の上に乗せた。そしてすぐに浴室まで移動した。