第八話 第一部 フェスティバルとあけまして
「千代乃! あけましておめでとう! 今年もよろしくね!」
「楓、おめでとう。よろしくね。」
私たちは神社で待ち合わせをして初詣をすることにした。まだ楓しか来ていない。あともう少ししたらやって来るかな?
「それにしても千代乃の着物、似合っているね。」
「そ、そんなことないよ。楓のだって似合っているじゃない。」
私たちはそれぞれの着物を見ていた。たしかに綺麗なものだった。そして…。
「二人とも。あけましておめでとう御座います。」
「恭花ちゃん! 似合っている! かわいい!」
「なんというか落ち着いていて雰囲気が良いよね。」
「そ、そんなに言わなくても。恥ずかしいじゃない。」
恭花さんもやってくる。後は…アリスがやってくるのを待ってくるだけ。
「やっほーい!」
「アリス。あけましておめでとう。」
「おっめでとー!」
アリスの着物はかなり派手なものだった。しかしアリスらしい、とてもかわいい着物だった。
「すごくかわいい着物だね。」
「ありがとー! 楓!」
「それじゃあいきましょうか。」
私たちは歩き始め、前へと動き始めた。私たちの次の目標は…一月の末にある若手アイドルグループの集まるヤングアイドルフェスティバルに向けて頑張ること!