第七話 第五十部 クリスマスとアイドル
「キャアアアアア」
綺麗な美声が聞こえてくる。真由美さんの大きな声が私たちの胸に伝わってくる。やっぱりソロでやっているだけあって歌も上手い。しかもアイドルという形を崩さずにしっかりとやっている。これがアイドルとして上に立つ人たちのすごさ。私たちは控室ながらもその美声とテレビから見るパフォーマンスに感動していた。
「やっぱりすごいね。ソロで活動している人たちは全然違うよ。」
「でも私たちだって自身を持ってステージに立つことができたじゃない。誇りに思っていいと思うよ。」
「そうだよね! 真由美さんは真由美さん! ピュアプラチナはピュアプラチナなんだから!」
「目指すべきはこの人たちみたいにもっとすごいパフォーマンスを見せること! だから…宇宙一のアイドルになるのよ!」
「アリス、それは大雑把過ぎない? でも…確かにそれはあっているわね。」
この人たちは確かにすごい。でも私たちだってすごいんだ。だから…アイドルとしてもっと…頑張って見せる!
「さて…次はいよいよ最後です!」
最後という言葉を聴いただけでのこの盛り上がり、ティアラのメンバーが去っていく。そして…トップアイドルたちが…登場する…!
「ラストー! 盛り上がっていこー!!」
「キャアアアアアア!!」
優衣さんの声が聞こえてくる。そして…スノーフェアリーのメンバーが…ステージに立つ!