第七話 第三十部 クリスマスと挨拶
「それでは全員集まりましたね。皆さんこんにちは。」
クリスマスライブに出る人たちが皆揃うと企画者らしき人が声をかける。私たちはそれぞれの椅子に座って話を聞き始める。今回のライブは生中継、そして多くの人たちが目の前で応援、そして見てくれている。もちろん家族も誘われる。だから…最高のパフォーマンスを見せるのが私たちのやることだ。
「それでは皆さん、挨拶していきましょう。まずはトップバッターのルナ様から。」
「はーい!」
私たちは自己紹介することになった。まず始めにルナさんの自己紹介が始まる。落ち着いていながらも面白いお話をしてくれる。誰もが絡みやすい人に思えた。
「それでは…アイリング様。」
「はい。アイリング、リーダーの紅音です。」
今度はアイリングの名前が呼ばれた。そして紅音さんが答える。これだけの人たちがいる中で堂々と挨拶をしている。さすが多くのライブを経験してきただけある。私もこんな風に挨拶ができたら…。
「次はピュアプラチナ様。」
「はい。」
私はしっかりと返事を返して立ち上がった。私のこれまでやってきたこと、全てをぶつける舞台が一つ、出来上がった…!