第七話 第二十三部 クリスマスと偶然
「おっつかれ!」
「ふぅ……御疲れ様。」
「おなかへったー。」
「本当ね。どこか食べに行きましょうか。」
私たちは練習を終えると皆で床に座った。それだけ辛い練習だったのだ。歌なのにこの腹筋のつかれと息の辛さがあるなんて…。いつも以上にハードだったのもあるかもしれないけど、これをつづけていかなければいけないのだよね。合宿となるともっと大変になりそう。
「さんせーい!」
「そしたらいつものファミレスで良いかな?」
「私は良いわよ。」
私たちは荷物をまとめるとスタジオを後にした。そして目の前にあるファミレスへと入っていった。
「あら、千代乃。それにピュアプラチナの皆さん。」
「あ、紅音さん。こんにちは。それに…他の皆さんも。」
私たちは偶然お店を後にしようとしていたアイリングのメンバーに会った。私たちは挨拶をすると私たちに近づいてきた。
「練習の後?」
「はい、そうです。」
「準備は?」
「もちろん大丈夫です。任せてください。」
私たちは自信をもった顔でアイリングのメンバーに笑顔を見せた。それを見てアイリングの人たちも安心してくれた。
「それなら心配なさそうね。あとは本番前の会議でね。よろしく。」
私たちは挨拶をしてアイリングの人たちにサヨナラをした。私たちは…これからもっと…認められるように頑張らないと。