第七話 第十七部 クリスマスと期待
「ねえ千代乃! クリスマスライブに出るんだってね! 応援しているよ!」
「ありがとう。でも始めてだしこんなすごいメンバーを一緒だなんてちょっぴり怖いかな。だってあんなにすごい人たちがたくさんいるんだもの。私たちが出るなんて誰が思っていたのかな?」
「えっ? だってピュアプラチナの評判はすごいんだよ! これみて!」
私は友達に携帯を見せられて私たちのグループ名を検索し始めた。そこにはたくさんのページがあった。私専用のファンページ? これは楓のだし恭花さんのもある。もちろんながらアリスとありる、両方の名前で出ているのもあった。こんなに名前が出ているなんて…。
「それに見て! あのスノーフェアリーのメンバー、棚橋優衣のブログ!」
私はよく見てみるとブログの題名に私たちの名前があった。えっと…『彼女たちはものすごい人気になってくるだろう。アイリングとのライブで二つのグループの人気がグッと上がっただろう。』そんなに…私たちは期待されているのかな。
「ねっ! すごいでしょ!」
「うん…。でもすごい期待だから私たちにとってはプレッシャーになるよね…。けど頑張れば…。」
「そうだよ! きっともっとすごくなっていくよ! これからも応援しているから!」
「頑張ってね! ライブ、チケット取ったから私見に行くよ!」
「ありがとう…!」
私は仲間たちにお礼を言った。そのために…もっと頑張っていかないと。新曲、どんな曲になるのだろう。でも…最高の曲にしなきゃいけないのは変わらない。だから…!
ピロロロ
ん? 電話?
「もしもし?」
「千代乃!? 新曲完成したよ!」
「楓! 本当に!?」
「うん! だから急遽でゴメンね。今日集まれる?」
「大丈夫! じゃあ学校終わったら秋葉原駅集合で。」
「オッケ!」
私はすぐに電話を切った。曲が出来上がった。とても楽しみだ…! 早く学校が終わって曲を聴きたい…!