第七話 第十部 クリスマスと目標
「あ、千代乃! 体調大丈夫?」
「楓! うん、ちゃんと整えてきたから大丈夫だよ!」
私は運動場へと移動するとすぐにストレッチを始めた。ちゃんと体をほぐして…ハルミさんに言われた、力まずに無駄な力を使いすぎないようにやっていかないと。
「千代乃。元気になったのね。」
「恭花さん。心配かけました。もう大丈夫です。」
「遅れてゴメン! 宇宙人と交信していたから!」
「アリス! 宇宙人って。ふふっ。」
「千代乃ちゃーん! 元気になったみたいだね。それじゃあ今日も練習がんばろーう!」
皆が元気に迎えに来てくれている。私は本当に良い仲間たちに出会ったと思う…。この人たちでなきゃ…今の私は無かったと思う。
「それじゃあ練習始めましょう!」
私は練習に励むことにした。思いっきり…頑張らなければ!
「おつかれー!」
「乙のカレー?」
「それ違うアリス。」
私たちは笑いながら練習を終えた。今日は最後まで息を切らさずに練習をすることができた。疲れてはいるけどこの前みたいに倒れそうなぐらいではない。それにハルミさんのアドバイスのおかげで上手くいった気がする。
「千代乃、今日は頑張ったね。」
「えへへ。頑張って私も練習していかないと…おいてかれないように!」
「そうね…私たちも千代乃見たいに輝いて歌ったり踊ったりできるようにならないとね!」
私たちはそれぞれお互いに目標を決めていた。その目標に向かって努力する。そして大きな目標は皆一致。世界中の人たちに笑顔を届けること。それが私たちの…アイドルだから…!