第七話 第四部 クリスマスと食べ物
「うまそうなごはん…じゅるり。」
「紅音さん、食べ物は本当に好きなんですね。」
「うん! 苦手な食べ物は何もないよ! ゲテモノだって食べられるよ!」
「すごいですね。」
私の目の前にもごはんがおかれた。しかしそれを見た紅音さんはじーっと見つめていた。いったい何だろうか。
「それじゃあ…いただきます。」
「いただきます!」
私と紅音はご飯を食べ始めた。私の頼んだものは野菜ハンバーグ、紅音が頼んだものは鉄火丼を食べていた。お互いに口の中に入れると笑顔がこぼれた。
「うーん…。」
「ど、どうしたのですか。」
「千代乃…もしよかったら私にも食べさせてくれないかな?」
「あ、いいですよ…。でもよだれ垂れてますよ。大丈夫ですか?」
「ごめんごめん。食べ物のことになるとつい…。」
紅音さんは本当に食べ物が好きなんだなとわかった。すると紅音さんは口をあけていた。なんだろう…。
「ねえ、アーンして?」
「な! なんですかそれはっ!?」
「いいからいいから!」
私は少し恥ずかしがりながらも箸でハンバーグを紅音さんの口の中に入れた。紅音さんはパクッと食べて口をもぐもぐさせた。
「うーん、おいしい!!」
「よ、よかったです。」
「えへへ、ちょっとやってみたかっただけです!」
紅音さんは嬉しそうに答えてくれた。まあ…これはこれでよかったのかな? でも私たちはこれから頑張らなければならない。それを教えてもらった。




