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第七話 イヌガラシを見つけた日

おっと。 危ない。 なんだかみてはいけないものを 見かけたような。


なんだろう。 雛木ひなきさんと 紫香しこうくんが ふたりで。 学校の裏の 人目につきにくい場所で。


やめよう。 考えちゃいけない。


反対から回って行くか。 ダメだ今 土が積んであって 通れない。


まっすぐ 正面突破しかない。


何もなかったかのように 普通に あたかも気づいていないかのように。 自己暗示をしっかりとってかけて 踏み出そうとする。


自分の足元を見て気づく。 イヌガラシが生えている。


可愛らしい。 あれ? イヌガラシの花言葉ってなんだったんだろう。 忘れてしまった。


帰ったら 調べよう。


一つ 深呼吸を できるだけ静かにして 踏み出す。 そして ジョウロをおいて 立ち去る。


それにしても あの雛木ひなきさんと紫香しこうくんは 何の話をしていたのだろう。


噂などに疎い私が 一人で考えていても 埒が明かない。こういうことは コッコに聞くのが 一番の近道だ。


「えー。 わかんないけど 愛の告白 とかなんじゃないの。 でも あの雛木ひなきさんがねぇ。」


愛の告白……ですと? ふーん。 そうか。


よし。 あの可愛い雛木ひなきさんなんだから 私の恋は 諦めよう。 それが一番だ。 きっと。


でも 諦めたくないと主張する 私もいる。 まぁ。 そんな自分は放っておくが。


家に帰り イヌガラシの花言葉を調べる。いい花言葉だったら いいな。 なんて思いながら ページをめくる。


はぁ。 ため息がでる。 なんと皮肉なことか。


『恋の邪魔者』


これは 雛木ひなきさんに対してか 私に対してか。


きっと後者なんだろうな。 わかってるさ。 それぐらい。


★恋の邪魔者

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