表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/40

第十三話 花麒麟を抱きしめて

あの 紫香しこうくんの問題発言から 私は散々 女子達からの質問を浴びせられた。


しかも ものすごい 恐ろしい目つきで。 本当 嫌だね。 女子って。 怖いよ。


その度に私は 同じ答えを返す。 『そんなの冗談に 決まってるじゃん。』と。


ただ 酷い子は それでも追及をやめようとしなかった。


お昼ご飯一緒に食べたんでしょうとか 水やりの時間を教えたんでしょうとか。 まあ。 全て事実ですから 否定はしませんけどね。


学校では 瞬く間に噂ってものは 広がるようだ。 今回で身にしみてわかった。


てか 紫香しこうくんは 一体何をしているのだ。 こんなに私は必死なのに。


紫香しこうくんのファンは 決して多いわけではない。 ただ 思いが皆強いのだ。


私のファンは 皆無だから 紫香しこうくんは 文句なんて 言われないのだろうか。 問題発言をした張本人だというのに。


不公平だなんて思うのは 私だけなんだろうか。


それに コッコにまで 紫香しこうくんの事を 聞かれたら 本当に 辛くなる。


コッコは 心配して 確認しただけだろうが。 噂って 嘘も本当もあるから


そして コッコは 諦めたような顔をして 頑張るしかないと 慰めなのか 応援なのか わからない言葉をくれた。


コッコなのに 的確なアドバイスをくれなかった。 こういうのは本当に苦手だから どうしていいか わからない。


でも 人の噂も七十五日っていうし。 頑張りますか。


私の 気分が落ち込んでると 私の可愛い花達も 枯れちゃうからね。


それだけは阻止せねばならぬ。 なんとしても。


しかし 紫香しこうくんに 本当なら水やり きて欲しいところだが 今は来ないで欲しい。


紫香しこうくんが 来てしまったら 騒ぎがさらに大きくなって 私が 死ぬ目に遭うだろう。 目に見えるようだ。


紫香しこうくんが来てしまったなら それはそれで 手強い女子達に 立ち向かわねばならぬ。


花麒麟ハナキリンでも持っていないと 女子達には 勝てそうもない。 本当に あの子たちは 厄介なんだから。


コッコの受け売りだけどね。


さあ 願わくば 紫香しこうくんが 来る前に 水やりを 終わらせる。 そのために 早く来たのだから。


★逆境に耐える

皆様 応援よろしくお願いします٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ