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短編

―シカン―

作者: 桜倉ちひろ

 【sideA】


 サークル室内にて。

 彼は、私に尋ねた。


 ――――――



 「ねぇ、シカンってさ、犯罪かな?」

 ――は?

 と思いながら視線を向けると、いつも通りキラキラした瞳で私を見つめる先輩。

 あぁ……あの顔は、ろくなこと考えてない顔だ。

 否。

 彼はいつも、ロクなことを考えていない。

 だから私は、コーヒーを入れたマグを、自分の分だけ持って、彼から離れた位置に座った。

 勿論彼のものは……流し台に置いたままだ。

 「な、なんですか?」

 「だーかーらー。シカンだよ、シカン」

 「……先輩。私、帰りたいです。今すぐに」

 「ダーメ。質問には答えて」

 ダメだ。

 その質問が嫌だから逃げたいという私の心理は、どうも先輩には伝わりそうにない。

 「例えばだよ、じっと君を見つめるだろ」

 「嫌です、見ないでください」

 「いいじゃない別に。減るもんじゃなし」

 「減りますよ。私の神経が」

 「大丈夫。君のはふっといから」

 そう言って先輩は爽やかすぎる笑顔を振りまいた。

 イラッとする……くらいの発言だけど。

 爽やかすぎる笑顔に、なぜか押し黙ってしまった。

 いやだ。

 そうやって負けてしまう自分がヤダ。

 ギュッとスカートの裾を握ると、先輩はカタンと音を立てて立ち上がった。

 足音をあまり立てることなく、静かに近づいてきた先輩。

 通り過ぎる瞬間。

 先輩の香りがふわりと鼻孔をくすぐって、香りだけなのに体がゾクリとした。

 ―――ありえない。

 香りひとつで何かが変わるわけもない。

 そう私は自分に言い聞かせて、何でもない風を装って窓の外を見た。

 こんなに晴れてすがすがしい天気の日に、私はどうしてこんなところで先輩と居るんだろう……

 なんて今さらなことを思い、小さくため息をついた。

 ゴクッ

 飲み物が喉元を通り過ぎる音が静かすぎる室内に響き、彼が少し冷めたコーヒーを飲んでいるのが分かった。

 「例えば僕が君を見つめながら想像で裸にする」

 「……しないでいただけませんか?」

 「裸、イヤ?」

 「……どちらかと言えば嫌です」

 「そう」

 ふーんとでも言いそうな顔で、彼は涼しげにコーヒーを啜った。

 イヤ、おかしいでしょ質問。

 というツッコみすらも、口にするのが憚られる話題だ。

 「じゃあ、何がいい?」

 「まず妄想を止めて頂くところから」

 「あぁ! 流行のメイドね。君、そういう趣味合ったんだ。今度そう言うプレイにしようか」

 「――はっ!? 違います! 嫌です」

 「そう? 遠慮しなくていいから。準備しとくよ」

 だーかーらっ!

 話を聞いて欲しいんですけど!?

 と思うのに、彼に通じた様子は全くない。

 「メイド服、いいね。黒はありきたりだから、君にはいっそピンク色でもいいかもしれない。どこから脱がすか悩むよね……やっぱ、カチューシャかな」

 「私を見つめながら考えるの、止めて頂けませんか?」

 「無理」

 にっこりと笑いながら、無理と言い切るその笑顔が憎らしい。

 ――帰りたい。

 先輩といるときはいつも帰りたくなる。

 一緒に居ると堪らなく逃げ出したくなって。

 なのに蜘蛛の巣に掛かったかのように絡め取られていて。

 いつも気が付いたら、私の逃げ道はない。

 まるで、立ち塞がられてるみたいに。

 いつも―――

 バンッ

 私の両足を跨いで至近距離で立つ先輩が、座る私の頭の横に両手をついた。

 そう、こんな感じだ。

 取り囲まれて、逃げられなくなってる。

 「ねぇ、逃げられると思ってるの?」

 優しい声音で、恐らくにっこりとほほ笑みながら私に上から尋ねる先輩。

 その顔が、窓から差し込む光で逆光になっていてよく見えない。

 でも、きっと―――目が笑ってないんだろう、な。

 そんなことを思いつつそろりと顔を上げた。

 整い過ぎた顔で私を静かに見下ろしている。

 どうしてこの顔で、信じられない言葉ばかりを先輩は吐くんだろう?

 コツ……

 右膝頭に、先輩の足が触れてドキリとした。

 触れた温もりが、怖い。

 「思って、ません……」

 「そ?」

 優しげに聞こえる「そ」の音に安堵して、視線を触れたままの膝に落とした。

 たったそれだけが怖くて、ギュッと両膝頭を合わせて先輩との接点から離れた。

 ……ら、

 「そういうとこ、反抗的だよね」

 冷たい言葉が落ちてきてビクリと震えると

 ガシッ

 閉じた両膝を両手でむりやり割られて、先輩の片膝を間に割り込まれた。

 「ちょっ、何っ!?」

 「こうすれば、逃げられないでしょ?」

 最早表情が見えないなんて言えない距離で、にっこりと先輩が微笑んでいた。

 膝から離れた両手は後頭部で組まれるし、足の間には先輩の膝が挟みこまれている。

 ――もうどうしようもない。

 笑顔過ぎる先輩に怯えながら、ギュッと目を瞑る。

 せめて、視線からだけでも―――逃れたくなって。

 ぴったりと瞼を閉じた瞬間。

 「君を捕まえるにはどうしたらいいの?」

 今までの怖さを感じさせない……それどころか、不安で震えるような声で先輩が私に尋ねた。

 「え……?」

 その声に、ゆっくりと瞼を上げると声と同じくらい不安に揺れた瞳を携えた先輩がそこに居た。

 「笑っても、怒ってみても振り向かない。変な話をしても君は適当に交わしてしまう。呆気なくすり抜けて、僕から逃げていく」

 「そんな、こと」

 「ねぇ、君を手に入れるにはどうすればいいの?」

 そんなことを告げながら、先輩はきゅっと私の後頭部で力を込めて手を組み直した。

 まるで、震えるのをごまかすように。

 あぁ、だから私はいつも、この人には勝てないなって思ったら、笑いがこみあげてきて、クスクスと笑ってしまった。

 「デジャブ、ですかね」

 「え?」

 「既視感」

 ポツリと私が落とした言葉に先輩が、ぽかんとした表情を一瞬浮かべた。

 「既視感?」

 「前にもこんなこと、あったなって」

 「そう?」

 「はい」

 にこりと少し微笑むと、先輩も少し表情を緩めて私を見た。

 やっぱり私―――

 「先輩?」

 「ん?」

 「先輩が思うより、私……貴方のこと考えてますよ」

 「そう?」

 「シカンは無理だけど。既視感抱くくらいには。もうずっと先輩と居ると思いますよ」

 「ふーん、そうか」

 「えぇ」

 ニッと笑うと、先輩も今日一番の自然な笑顔を私に向けてくれた。

 やっぱり彼のこの顔が、好き。

 「そんなに言うならさ。証明して?」

 「何をですか?」

 「ホラ」

 そう言って彼は瞳を閉じた。

 長い睫毛が影を作って、憎らしい。

 「してよ」

 「何、を―――」

 「分かるだろ? 君はこの状況に既視感抱いてるんだから」

 綺麗な形の唇が、私を嵌める罠を仕掛ける呪文を唱える。

 やっぱり、私が先輩に勝てることなんてなくて。

 だから私は、今日も逃げ出したい。

 だけど逃げることは出来なくて――

 それに本当は。

 コーヒーを流しに置きっぱなしにした時点で、わたしが罠をしかけていた。

 彼から……私に近づいてくるように。

 足音で、香りで、その存在感で。

 ――アナタを感じる私と、シカンするあなたと。変態なのはドッチ?

 「今日だけ、ですよ」

 「さぁ、どうだろうね」

 蠱惑的に笑う先輩を憎らしく思いながらも、そっと手を伸ばして頬に触れ。

 その綺麗過ぎる唇に、私は今日も唇を重ねた。

 ねぇ、犯罪でもいいから――今日も私だけを見ていて。


 ――sideA end



 【sideB】


 エレベータ内にて。

 私は彼に、尋ねた。


 ――――――


 ガコン―――ッ

 チカチカチカ……

 ビーン

 …………。

 明らかに、何かが思わしくない音がした。

 ガコンと音を立てて揺れて止まったかと思ったら、照明がチカチカと明滅した。

 揺れと明滅でクラクラした頭を押さえながら、回数を表示しているはずの液晶画面を見ると真っ暗になっている。

 幸い電気は微力ながらも点いていて、真っ暗ではないことに安心した。

 ふぅ……

 存在を全く気にしていなかったが、同じく密室に封じられてしまった男性がため息を漏らした。

 それにつられて、私もふぅーと息を吐いた。

 ツイてないな……と思った。

 故障したエレベーターに閉じ込められる確率なんて、どのくらいなんだろうか?

 ただでさえ最近調子が優れないのに―――

 帰りたい。

 ヒール履いたままずーっと突っ立ってるなんて最悪。

 体を壁に預けて、少しだけ体を休めるも大した作用はない。

 はぁー……

 またため息が漏れた。

 友達に誘われた合コン。行きたくはなかったけど、折角準備したのに。

 それも「コスプレで」なんてくだらない注文をきちんと全うしたのに。行けないとなると、悔しい気もする。

 なんて思っていたら

 「逃げられそうにないかな」

 独り言なのか、何なのか。

 エレベーターで私と時間を共にする彼は、そう呟いた。

 「え?」

 よく分からない彼の言葉に、思わず声を上げてしまった。

 そして、声を漏らしてから『しまった』と思った。

 相手は私が言葉を発するとは思っていなかったのか。

 はたまた人がいることに気が付いていなかったのか。

 かなり驚いた表情で私を見つめた。

 けれど、驚きの表情を引っ込めてふわりと笑うと

 「逃げられると思う?」

 真っ暗な液晶画面を指さして、肩を竦める男性。

 その表情がなんだか可愛らしいと思いながら、クスリと笑って言った。

 「無理、でしょうね」

 私も同じように肩を竦めて見せると、目が合ってお互い笑った。

 ―――あ、なんかこういう空気は好きかも。

 と思った瞬間。

 不意に脳裏に過った光景。

 アレ―――?

 「前にも、こんなことがあったかも」

 「そうなの?」

 「デジャブ、ですかね?」

 「既視感?」

 「あー、既視感って言いますよね」

 脳裏に過った光景と今とがあまりに合致していて、軽いショック状態に陥ったのか、初対面の男性相手にペラペラと言葉が口から出た。

 初めてでもないその単語に触れ、なぜか不思議な感情がこみ上げる。

 これが、既視感?

 妙なことを言い始めた私なのに、目の前の男性は特に私に嫌悪を抱くことなく話を合わせてくれた。

 きっと閉じ込められた者同士、暇だからだろうけど……

 と思いつつ、足が疲れてきたなって俯いたらまた質問が飛んできて、顔を上げることになった。

 「君がこの状況に既視感抱いてるならさ、分かるんじゃないの?」

 「何がですか?」

 「既視感の証明してよ。この後のこと」

 よく分からない質問に首を傾げたけれど、なるほどと思う。

 既視感を抱いてるってことは、この後自分たちがどうなるかも知ってるんじゃないの? ってことか。

 なかなか面白い考えだと感じた。

 でも、それってありえるのだろうか?

 ゆっくりと目を閉じて、先ほど過った光景を模索する。

 けど……デジャブって一瞬だけ脳裏に走ってく感じで。それを想起させるって結構難しい。

 「ところでさ、君のは趣味? それともそういうプレイ?」

 「――は?」

 トリップしていた私に、彼はまた語りかけてきた。

 突然発されたその言葉に、私の脳内は追いつかずに顔を上げて首を傾げる。

 ――この人、何の話してるの?

 「それとも流行? ピンク色って案外いいね」

 その言葉にようやくピンときた。

 まずい、私、今――アレ、着てたんだ。

 気づいた時には完全に彼の視線が私を包んでいた。

 「見ないで、下さい」

 彼の視線をがっちりと受け止めていることに気が付き、上から羽織ったコートの前をギュッと閉じた。

 「いいじゃない別に、減るものじゃないし」

 あっけらかんと言ってのける彼に絶句しつつ、私は目を見張った。

 彼は、なかなか変わっている。

 どうやら一筋縄ではいかないようだ。

 「へ、減りますよっ、私の神経が!」

 視線にも彼自身にもバクバクしながら震える声を抑えて、私は答えながら下がりきれない箱の中で1歩下がった。

 だけど、それで彼から逃れられるわけじゃ、ない。

 スリットの入った裾がはためいて、コートの中でだけど太ももがチラリと覗いた。

 アタフタする私とは別に、彼の方は飄々としている。

 別にいやらしい視線を向けられているわけじゃない。

 彼は、彼は……ただ、目の前にあるものを目にしている、そんな感じで私を見てる。

 だからそこに不快感はない。

 おかしなことに。

 けど、やはり見られるのはキツイ。

 「そう。君のは太そうだけど」

 クスリと上品に笑う彼。

 それがあまりにも上品で、むかつくくらい綺麗な唇の曲線を描いたから―――

 「さあ、どうでしょうね」

 ぷいっとそっぽを向いて、冷たくあしらってやった。

 なんか、調子が狂う。

 デジャブ感じたり。

 妙な心地よさを覚えたり。

 それでいて手の平の上で、転がされてるみたいな。

 だけどそれが嫌じゃなくて。

 それも少し悔しくて。

 この小さな箱の中で、そっぽを向くくらいしか、抵抗の術がない。

 ――私、変だ。

 それは、今この状況のせいなのか。

 それとも……こんな、チャイナドレスなんてものを着ているせいなのか。

 どちらにせよ、私の現状は異常で、非常事態であることに変わりはなかった。

 「反抗的だよね、そういうとこ」

 「え……?」

 そっぽを向く私に、彼はまた話しかけてきた。

 ただ、その言い方が今までと違って……なぜか懐かしさを帯びているような気がして、私は再び顔を上げた。

 ――瞬間

 バンッ

 隅に立つ私の目の前に、背の高い彼が覆うように立って両手で囲われた。

 「ちょっ。なん、ですか!?」

 目を見開いて、前に塞がる彼を見上げる。

 そこには優しげに笑う彼が私を見下ろしていた。

 ただ瞳は笑っていなくて……私は初めて彼に恐怖を覚えた。

 いや、違う。

 私は――

 「ねぇ、君を手に入れるにはどうすればいいの?」

 何度となく繰り返されたその言葉を、また聞かされた。

 その言葉が頭の奥に響いて脳を痺れさせる。

 近くに立つ彼の匂いがふわりと香って……それがさらに、頭に痛みを与えた。

 「君を捕まえるには、どうしたらいいの?」

 繰り返される言葉に、私の頭は弾けて白くなった。

 ――知ってる、本当は。

 私は彼を知っている。

 大事で大事で。

 大好きで。

 好きすぎて怖くなって。

 ……逃げ出した、彼から。

 だから、忘れたふりをしていた。

 そうしたら本当に、忘れてしまったんだ。

 彼が、たまらなく好きだから――

 「私っ。帰りたい。今すぐにっ」

 叫んでいた。

 ただ必死で。

 怖いんだ、彼が。

 否、自分が。

 彼がいなくなったらと思う不安に押しつぶされそうで。

 私と違う女性と歩く彼を見て、私は逃げた。

 捨てられたら、立ち直れない。

 だから、私から彼を捨てることにした。

 それなのに……

 「君はいつも呆気なくすり抜けて、僕から逃げていく」

 ギュッと目を瞑って俯く私に、彼はため息を零しながらそう呟いた。

 その悩ましげなため息に、私はそろりと顔を上げた。

 もしかして。

 不安で不安でたまらないのは、私だけじゃないの?

 震える瞳を持ち上げると、彼は切ない瞳を湛えて私を見下ろしていた。

 近い距離に。

 彼の熱さに。

 彼の吐息に。

 彼の瞳に。

 怖い怖いと思いながらも惹かれて、そろりと手を伸ばす。

 躊躇って引っ込めてみて。

 それでも力を振り絞って、彼の左胸あたりにそっと手を置いた。

 早い鼓動に、手の平が、触れた。

 それだけで、涙が出た。

 涙を零しながら、彼の胸に触れる私を見下ろしながら彼はまた訥々と私に語る。

 「ねぇ、シカンってさ、犯罪かな?」

 なんて。

 また、彼の発言は突拍子もない。

 私はその言葉に、いつも通りな掴みどころのない彼の言葉にクスリと笑いながら訴えた。

 「私を見つめながら考えるの、止めて頂けませんか?」

 デジャブじゃない。

 これは過去にした会話。

 ――だから、この続きを私は知っている。

 彼はこう言った。

 『君の脳内をシカン出来たら、僕のことで君をいっぱいに出来るのに』

 私は思いだせたことが嬉しくて。そして何よりも、彼を捕まえられたことが嬉しくて。

 両手を彼の背に回して抱き着いた。

 触れた部分から伝わる温もりに、ジワリとまた涙がこみ上げる。

 ――忘れて、ごめん。

 ぎゅっと腕に力を込めて、胸元に顔を埋めながら彼の言った言葉の後を続けた。

 「シカンは無理だけど。私、貴方のことずっと―――考えてるから」

 そろりと顔を上げると、彼は驚いた顔をして。

 そのまま満面の笑みを浮かべたかと思ったら

 「ダメ。質問にはちゃんと答えて」

 それだけ言って、答えさせる気のない勢いで私の唇を塞いだ。

 どこからが彼の策略なんだろうか?

 エレベーターの故障から?

 あなたが好きなピンク色のチャイナドレスを、選んだところから?

 それとも、もっと、前から―――?

 多分、私。

 一生逃げられないよ、貴方から。

 疑問に包まれた脳内に、彼の変質者とも言えそうな執念を感じ、キスの合間にクスリと笑った。

 その直後、後頭部に差し込まれた指先がクシャリと音を立てて引き寄せられた。

 変質者でも、変態でもなんでもいい。

 また、私を捕まえて。

 なんて考える私の頭には、もう合コンのことなんて吹き飛んでいて。

 やはり彼のことで頭がいっぱいになっていた。

 多分何度でも。

 忘れることなんて、出来ないんだ。

 絶対に――


 ――sideB end



 本作は、sideA・Bで同じセリフを使い、Aはシカンから既視感、Bは既視感からシカンへと反対方向へ話が進むという変わった取り組みをした、いわば文字遊び作品です。

 奇妙な感覚を味わって頂けたらシメシメです。

 読了、ありがとうございました。

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