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詩集  作者: 綾小路千春
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昨日という日が夢だったら

目が覚めると 昨日とは一変 明るく晴れ渡る空が目に入った。


おやと 耳をすませると 近くでは友人のはしゃぐ声が……。


さらに注意深く あたりに意識を集中すると せっかちな小鳥のさえずりが……。


なんだ 夢だったのか。


僕はカレンダーの日付を見て 安堵のため息を吐く。


ほんの数分前まで 悪夢を見ていたが 昨日の出来事も含めて それらは全て 僕の頭の中で起きていた出来事だったらしい。


僕は再び安堵の息を吐き 湿ったパジャマのまま ベランダから顔を出し 大きく息を吸った。


悪い夢だったんだ。


火曜日は今から始まるんだ。


僕は窓の外の景色を見るまで 本気でそう思っていた。


しかし 現実は甘くはなかった。


未だに昨日を生きているのは 僕だけだったのだ。

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