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新登場!萌えキャラは猫神様!

 「うっ・・・、ん?知らない天井だ・・・と思ったら、天井ないし」


 あれ?俺生きてる?

 周りを見ると果てしなく真っ白な空間。あ、いやこれ死んでるわ。絶対死んだわ。


「大丈夫か?」


 声がした方向を見ると白い髪にかわいらしいネコミミをつけ、大きな羽を持つ美少女が・・・・・・いると思ってた頃もありました。


 声をした方向には腰巻だけを付けたムキムキのおっさんがいた。背丈約三メートル。頭には何ともかわいらしいネコミミがつき、手は猫の手だ。


 開いた口がふさがらない。な、なんだこの異形の化け物は・・・。

 呆然としていると、おっさんが喋りはじめた


「化け物とはひどいものだ・・・」


 ヒィ!怒らせてしまった!喋るだけで濃密な覇気が伝わってくる。こ、殺される・・・


「クックック、感謝はすれど怒ってなど怒ってなどおらぬぞ」


「え、怒っては、居ないのですか・・・。それに心を読まれた!?」


「ハッハッハ、心を読むなどたやすいことよ。何せ神じゃからな」


「え、神様・・・ですか・・・。って俺めちゃくちゃ無礼な!?」


 すぐさまフォーメーションDOGEZAに移行する。


「よいよい、お主は我が恩人だ」


「え、恩人?」


「うむ、トラックに轢かれそうな猫がおったじゃろう」


 記憶をさかのぼってみる。そういえばここに来る前にニャンコ様が、ひかれそうになっていた。


「ま、まさか!」


「うむ、それは人間界で猫型になった儂」


 あ、あのかわいらしいニャンコ様が!ムキムキのおっさんだったとは・・・


「の、娘じゃ」


 ですよねー。あんなに可愛いんだしー。


「あれ、こういう時は可愛い女の子が来るはz・・・、すいませんごめんなさい決してあなた様に来ていただいたことが不満とかじゃないですごめんなさい」


「ハッハッハ、よいよいお主も男だ。若い娘の方が嬉しいだろう。儂も立場が同じならそう思う」


 な、なんて心の広いお方だ・・・


「すまんなぁ、うちの娘は恥ずかしがり屋でな。」


「いえいえ、全然。俺はニャンコ様を助けて死ねたのは本望でしたから!」 


「そうか、本当にすまんかった。

 さて、本題に入ろうかのう。お主は娘を助けてくれたじゃろう。それで、お礼にチート能力付き転生を させようと思う」


 チート能力付き転生・・・、何ていい響き。


「まあ、さすがに神を殺す能力なんてものわたせんがな。儂は渡しても構わぬが、他の神がうるさいのじゃ。すまんのう」


「い、いえ!それだけでも最高です!」


 ああ、しがない会社員の俺が転生だなんて・・・神様ありがとう!


「よいよい、言っておくが儂はただの神ではない猫の全てをつかさどる猫神じゃ」


 また心読まれた!てか猫神様でしたか!死んでまで猫に縁があるなんて。


「さて、チートを決めてもらおうか何でもよいぞ。永遠の命でも世界一の肉体でも」


 実はもう決めてある!ネット小説見ながら日々考えてあったチートさ!


「変形能力!言語変換!思考分割!分身!超回復!の能力をください!」


「ふむ、微妙な能力じゃな。それだけでよいのか?儂がほかに調整しておいておこう」


 微妙って、割と欲張ったと思ったのに・・・


 猫神様が何もない場所で手を動かしている。見えないだけで何かあるのだろう。


「よし、調整完了じゃ。性別はどうする?」


「うーん、変形能力があったら。なんでもなれるのですよね?じゃあどっちでもいいです。細かい調節はお任せしますので」


「そうか?となると・・・、この種族がちょうどいいのう・・・、よしできたぞ」


「いろいろとありがとうございました。」


「うむ、良き人生を」


 俺は目をつぶる。きっと穴か何かに落ちるのだろう。余計な怖さはいらない。


「・・・・・・何も起こらない?」


「あ、転生するときは。そこのエレベータにのってくれ。十年くらい前までは穴が開いて落ちる使用じゃったんじゃが。落ちたら怖いじゃろう」


 後ろを見るとエレベーターのドアが開いていた。

 

「あ、そうですか・・・」


 少し、残念な気分でした。

     

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