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白黒ヒーロー兄弟  作者: 毒林檎系大聖母
神の夫婦喧嘩
10/27

冷え込む夏

秋彦の居る、スラカの城。

基本的に薄暗く涼しい。秋彦は暖かい方が好きなので、腕まくりしている白いパーカーを伸ばしている。

スラカ曰く、夏でも冷え込むらしい。


秋彦はそこで何不自由無く暮らしているが、体が鈍るからとスラカに力を引き出す稽古をつけてもらっている。

ある日の事。

「おぉぉおぉぉぉぉおおお!!!!!」

秋彦は宙を舞っていた。

背中には大きくて黒いーー翼。

パーカーに付くか付かないかの所から生えている。スラカも一緒に飛んでいた。

「すげぇ……」

スラカが感嘆の声を上げる。

秋彦は子供の様にはしゃぎ、天井や壁の寸前まで動き回っている。しばらくして地上に戻り、満面の笑みで頷いた。

「すげぇよ!この力!!ありがと!スラカ」

「まだ初期段階だ。けどまぁ…早いな。」

スラカの魔法をかけた烏でも、ちゃんと飛べるのは3カ月はかかるそうだ。

それを秋彦は1週間で習得した。

「んじゃ、今日はここまで。メシまで部屋にいろよ。」

出口に向かうスラカ。

「でも」

いきなり振り向いた。

「あんま、暴れんなよ。壊れたの直すの面倒だから。」

あ、はい。

見抜いていたスラカを見て、嘘は吐けないと思った秋彦だった。


秋彦の部屋。

もちろん、一人だけ。秋彦は一人でいる虚しさと悲しさを身に染みて感じた。

「…春……大丈夫かな…」

ポツリと呟いた後、何故か恥ずかしくなり回りを見回してみた。

誰もいない事を確認し、窓辺に座る。

外は誰もいない事を表すような薄暗い岩肌。

どんどん虚しくなるっつの。

その時。不意に扉を叩く音がした。

「おーい、秋ぃ。メシだぞ。」

「あ、はーい。」

何この、家庭的な雰囲気。

とりあえず扉を開け、ご飯を食べに行った。


やたらとごちゃごちゃしてる気がします。

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