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ゲノム少年は世界を知る  作者: 七刀シロ
7/12

娯楽ルームとトイレ、バーチャルポッド

この作品の投稿頻度上げたいけどあがらない。

 娯楽施設に着いた。

 ここ娯楽施設は小説や漫画が読める読書スペースに映画を見れるシアターや楽器を演奏する演奏ルーム。一番の娯楽のゲームができるゲームルームの四つ区画に分かれている。


「ここが娯楽施設だよ。ここにはシアターや演奏ルームにゲームルームがあるんだ。君達に体験してもらいたい物がゲームルームにあるから入って」

「ここはなんともきらびやかな部屋ね。王都にはこんなお店はどこを探してと見つからないわ」

「なんてゴージャスなお部屋なの!キラキラと光っていてきれいだわ。ゲノムくんは私達を連れてきてここで何をしようとするの?」

「やってからのお楽しみ。先にトイレ行って来た方がいいよ。場合によってはトイレに行きたい感覚を忘れて何時間もすることになるからね」


 と首を傾げた彼女達をトイレに行かせた。

 この後に長時間とある空間に彼女達を放り込む。その間尿意を感じる感じないかかわらずトイレに行くことができなくなる。そしてゲームを終わらせるて気づけば股間辺りが濡れていたことがたまにある。


 僕は何度もやっているから馴れているからトイレに行かなくても大丈夫。ただ彼女達にとっては初めての体験で時間や体感の感覚を忘れて熱中するからもしれないからやっている間に粗相しちゃったとならないようの為の配慮だ。


「ママ?ポッドは三つ稼働してる?」

「バーチャルゲームをするんですね。はい、数年振りの起動なので点検が必要になりますので少々お待ち下さい」


 彼女達にはバーチャルゲームをしてもらうためにトイレに行かせたのである。バーチャル空間では現実の五感を感じなくなる。

 ポッドはコンソール端末機。現実の体は眠っている状態で夢を見ている状態を維持する機械で、バーチャル空間での身体を動かすなどの信号を脳と直接情報のやり取りして音、感触、視覚情報を脳に送り、バーチャルアバターを歩く、部位を動かす、アクション動作を脳から読みとってバーチャル空間で再現する。


 そんな機械があるけど長い間使ってなかったからメンテナンスが必要だ。

 前に100年振りにバーチャル空間に入ったらゲームが出来なくてバーチャル空間からも抜け出すことが出来なくなったことでメンテナンスが必要だと学習した。

 あの時は丸2日バーチャル空間で過ごしたな。ママにポッドを外部コントロールしてもらって無事にバーチャルから出られた。


「わかったよ。マンガでも読んで待つよ」


 読書コーナーにあるタブレットを持ってきて娯楽施設の入り口に設置してあるソファーに寝っ転がりマンガを読み始めた。

 このタブレットには何万本以上のマンガデータが入っている。週刊マンガ雑誌から単行本に人気マンガの解説本まで入っている。大昔のマンガはデータとして残っているが、マンガや小説以外に図鑑や歴史書や文献が残っている。

 それが一台のタブレットで何億、何兆の本が全部読めてしまうのだ。データは全部システムのデータサーバーに入っていて、データサーバーからダウンロードしてタブレットに写し出させているだけだが。


「二人とも遅いな。なんかあったのかな?」


 異性のトイレを覗くわけにもいかずに読んでいたマンガを閉じてソワソワしていた。


『普段使用しているトイレとかってが違うらしく使い方がわからなかったようです。音声案内で使い方をレクチャーしましたので大丈夫かと』

「そうか。ママありがとう。心の文明は知恵の文明のトイレと違うんだね。これで心の文明について理解が深まったよ」


 レクチャーを受けたトリスとモニカは心の文明のトイレはただ出して流すだけの物とは違いトイレに付いているボタンを押して噴水の如く吹き出たオシュレットや便座が暖まる機能に驚愕していろいろと試して時間がかかったのだ。

 心の文明について変な方向に勘違いしたゲノムだった。いったい何を想像したのか本人しかわからない。

 ゲノムは心の文明の街へいく時にトイレの違いに落胆するだろう。

 自分が知っているトイレと大差ないことに。オシュレットなどの機能をなくしてただ流すだけのトイレに。


「凄いよ。ここのお手洗いは。座るところが暖かくなったの」

「手を洗う洗面器も凄かったわ。手を翳すだけでほどよい温かいお湯と水みたいな石鹸が出てきましたのよ」


 二人はトイレの話で凄く盛り上がっているみたい。ここのトイレがそんなに珍しかったのかな?

 二人がようやく戻って来たことだし、二人を未知のバーチャルへ誘おう。


「二人ともこっちに来て!」


 待っている間、というか二人がトイレにいっている間ママがポッドのメンテナンス作業を終わらせている。いつでも始められる状態で二人が戻ってくるのを待っていったのだ。


「ここに連れてきたのは君達に入ってもらう為なんだ」


 ポッドを操作して口の大きな怪物が口を開けるが如く蓋が開く。ポッドの中は大人が丸々入れる広さで上から頭を支える枕や首から肩甲骨、腰を固定するステージ。手足を入れるポケットがある。

 ポッド自体がゲームをプレイするためのコントローラーだが枕の部分は脳と直接やり取りする出力入力機。首、肩甲骨、肩を支えるステージは長時間バーチャル空間にいる間リアルの身体に小さな衝撃を与えてバーチャル空間での感覚を脳に与える役割を持っていたり、手足を突っ込むポケットは手足の細かい動きをセンサーで読んでバーチャル空間の手足の指や腕の細かい動きに反映させたりする機能がある。


「これはゲノムくんのベッドかなんかなの?中は柔らかそうな寝具が入っているわよ」

「でもゲノムくんはゲームをするために私達をここに案内するって言っていたけどこれでどういう風にゲームするの?」


 二人はポッドを前にしていろいろと吟味している。

未来が見える系の主人公が登場する作品が読みたいな

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