機械と少年の日常が変化する
思い付きで書いて見ました。
もしかすると作品タイトルが気分次第で変わるかもしれません。
科学と魔法との間に大きいな戦争を起こして両方の文明が退化した世界観をイメージして書いていこうと思います。
『おはようございます。今日は何をしますか』
「おはようママ」
今まで何千回繰り返してきたやり取りに飽き飽きしながら自分の生みの親であり、先生であるシステムに返事をする。
俺が生まれてきて千年ぐらい経過も欠けてならないやり取りだが正直飽きているけどママとのスキンシップだからしょうがない。
ママはAIで僕を産み落としたロボットのようなものかな?産み落としたから僕はママをママと呼ぶ。
そしてここはママが言うところのシェルター施設で僕は人類の生き残りらしい。らしいって言うのは僕以外に人は見たことがない言うだけでもしかすると生き残りがいるらしい。
ママは僕のオリジナルでママを開発した研究者、(ママは創造主と読んでいる)の命令でマスターを一人で管理させるようにと守っている。
僕より前にいた人はみんな老衰で80~120で死んでママが次のマスターを造り出していた。それを悲しんだママは僕を老衰で死なないようにと僕をゲノム手術をして永遠に幼い子供にしたみたいなんだ。
そのせいで暇でしょうがないけど。
僕達がいる場所はママを開発した研究者のシェルター施設。ここには色々あるんだけど1000年以上生きている間に全部暇潰しに使って飽きた。
ここにある物を説明するとゲームや読書などの娯楽を楽しむ娯楽ルーム、射撃や運動場があるフロア、ロボットや武器、道具を製造する工場、僕が食べる野菜、果物や食用として遺伝子改造した家畜を飼育している牧場。
ここを代表する五つのフロアを紹介したけど、まだ紹介してない部屋とかまだまだあるけどそのうち紹介するかもしれない。
「今日はロボットを操縦して外の世界を見ようかな?もしかすると外の世界で人が生きているかも知れないしね。それとロボットに銃をつけて射撃ごっこして遊びたい」
外には僕以外に生きている人がいるかも。それか、僕のようにロボットを操縦して生きている人を探しているかも。
『ほどほどにしてください。それと朝食は何にしましょう』
「トーストとお肉がいいな。一昨日ロボットで掴まえた動物って食べられる?図鑑に載っていない動物だったけど」
『はい、解析したところ毒物や病原菌、寄生虫は熱することで無害となりますので食して問題ありません』
「それがいいな。ハーブ焼きでお願い」
『ハイハイ、わかりました。準備するのでお待ちください。食べられる分だけ切り取って残りは冷蔵保存しときます』
その動物は図鑑に載っているイノシシと言う動物に似た動物だったけど毛が全くなくて黒い皮膚が剥き出しになっていた。食べられるか心配だったけどママに解析してもらって食べられることがわかった。
ママに作ってもらったトーストとハーブ焼きお肉を食べてロボットを操縦する操作ルームに足を運んだ。
「今日は森の中に何がいるかな?人がいたらいいな」
ウキウキ気分でコントローラーポットの中に入り電源を入れる。意識が遠退いて逝く感覚が頭の中を満たして気づいたその時にはロボットの目カメラで無機質なコンクリートの壁とゲートだった。
そしてゲートがゆっくりと開くと同時に外の光が眩しさを感じないロボットの目に入り込んできた。
僕は自分の身体のようにロボットを操縦してゲートの外へ出る。レンズに映るのは青々しい森。
施設の回りに広がる森へ入っていくとネズミや小鳥などの小動物が逃げていく。
今日は少し遠いけど森の外へ出ていこうと思う。
森のマップは視界の片隅にポップアップして現在地と複数存在する施設のゲートがピコピコと点滅と分かりやすいナビゲーション機能でロボットの僕を森の外へ案内している。
『もうそろそろ森を抜ける頃合いだな。今日は大きな動物を見かけなかったな。殺し過ぎて全滅しちゃったかな?』
ロボットの再度に装備している鉛玉を発射する装置の的が現れないことに少しがっかりと森の生態系のバランスを崩した罪悪感を感じながら森の外側についた。
ロボットはこれ以上進めることができないらしく。ママが言うには森の外は太陽コロナの影響が大きすぎてロボットの操作ができなくなるというけど、どこまでいけるかもママさえわからないらしい。今回はロボットで行けるか挑戦しようと思う。一歩一歩とロボットの足を進めて通信状況に異常が発生していないか確認しながらゆっくり森の外へでた。
『今のところは以上はないな』
森から100m出たところは建物などの建造物がない、ひたすら平原が広がっている。
そしてロボットの調子は良好だ。アームも楽々と動かせられるし、首も360°回ることだってできる。今日は太陽コロナの影響が小さいのかもしれしれない。
お!首を回した時に何かが森の中へ入るのが見えた。この際だから暇つぶしに小動物をジワジワ追いつめて最後にドン!と決めるか。
僕は影が見えた場所へ向かう。そこにはぽつぽつと血の跡が森へ続いていた。血の跡を辿って血の持ち主を追う。
『怪我をしているみたいだな。これじゃあ遊べないじゃないか。布の切れ端?』
とりあえず血の跡を辿ってみると小さな木の枝に布の切れ端が引っ掛かっていた。それをアームで掴んで後で検査するためにロボットのポケットにしまった。
その先には二つの影がいた。二つの影は二人の女の子だった。
『人だ!本当にいたんだ!しかも二人!人類のまだ滅亡していなかった!』
初めて出会えた人に歓喜した。僕の様子を見た二人は怯えた表情で見ていた。
そうだよね。銃を装備した威圧的なロボットは怖いよね。侵入者を排除する警備型のロボットに思って殺されると思うよね?
しかも二人とも怪我をしているみたい。早く連れてって治療してあげよう。外は病原菌がわんさか存在するからこのままにするには命に関わるかもしれない。
二人を施設に連れて帰ろうとアームを伸ばして抱きかかえるる。
二人の少女は逃げ出す気力が底をつきロボットに持ち運べられる少女達は死を覚悟した。
その後少年と少女達が初めて対面する
読んでくれてありがとうございました。
次回もお楽しみくださいね。