続けられる世界
やっべぇ『全天録』チャート: が浮かばねぇ
やはり転生・転移の行先として、既存作品や自身の作品を選ぶ者は多かった。
ゼノムが大改変を行ってもう20年、異世界との繋がりはかなり太いものになっている。
もっとも、此方で死んだり死にたくなったりした者が、好き勝手に行動でき、身体に責任を負う世界に飛ぶものだが。
それでも『死んで終わり』が否定されたのは大きい。頑張った上で望めば、あらゆる努力が実る世界にいけるのだ。完全ニートの割合は減ったし、完全ニートも『今世で知識を貯めて、来世で使う』という馬鹿が増え、国家資格を持っていたりする。
普通に地獄や畜生道だと思うんだ。
しかし、良い事ばかりでは済まない。当然ながら異界の悪は、侵攻してくるのだから。対策として『特別戦闘行為法』なるものが制定。砕いて言えば『俗に言う悪役と敵対した場合。対応の戦闘中における銃刀、危険物の使用。現住建造物、文化財等の破壊。悪役の殺害。等を無罪とする』という内容だ。
第一人者であるゼノムは『ジェノサイドの実行を厭わないし、国家転覆も普通にやる。殺して当然だ』と、一回ラスボスに襲われた世界に発信した。『場合によれば【邪神】が俺ら以外に撃破を限定するだろう。そして刑の執行の時に【邪神】は囁く』とも言った。
とりあえず俺は『実際にやった人は言う事が違いますね』と書き込んで炎上させた。
「貴様! 世界観測からの解放の恩を仇で返しおって!」
「やっぱりジェノサイドはいけないとおもいましたマル」
「とはいえ粘着者に高潔な奴しか居なかったから、問題なかったけどな」
それはただ単に、下劣な奴らは片っ端から潰していっただけだろう。真なる聖者以外は脱落し、真なる聖者達もまた完全な排除をしない結果、普通に行動するクズである。
被害者が描写の不快感や中毒者、【邪神】被害以外はないのでダメージがないのだろう。
「で、何しに来た?」
「庶民観察という暇潰し」
「俺は一般的なのか………」
「そりゃ、女神空間じゃないと究極の毒性が出来ないのは」
「基準がおかしい」
「神なので」
ゼノムの一般の幅がバグを起こしたようだ。確実に核兵器を『ちょっと威力の高い』もので『歩兵』の装備と考えているレベルだ。本当にこいつ元『日本人』なのか。
「タガが外れれば一番おかしくなるのは聖人。俺だって〈亜人種〉があんな扱いになってなければ、お前らと共に〈魔王〉を撃破していたぞ」
「アイツの最期の言葉に心を動かされ『よかろう。その恨み、俺が引き継ぐ』とか言って同じなんだよなぁ」
[分かる]
「……そういえば、お前の花嫁達はどうした?」
「皆、野生に帰ったよ」
「大嘘である」
こいつ…ひいては上木 悟という男はそうする。魔王をノリで行うと見える。
[まぁ、見た目としては野生に帰ったよな]
「正妻はドッグランか」
「それがアザラシなんですよね」
「これは白い」
彼女達の行方は掴めないようだ。まぁ、街中だと気配が目立つから、誰だってすぐに見つけられるけど。
ショート駄文




