表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/87

帰って来たよー★

 陶器が割れる音がした。予想はしていたが来て早々に酷い事態だ。


 今、俺は死んでいた事を知った。後は記憶通り、異世界行って強くなってハーレムを形成して。何となく、そもそもの世界に来ようと時空を越えたら。


『嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ』

『ぉぉぉ……痛い…イタイ』

『ママァ……タスケ……………ドコォォォォォオォォ!』

「あかん。冒涜が過ぎる」


 しっかりと死体は処理されていたようだ。未だかつてない復活が始まるというワクワクは、目の前の霊体に失せるしかない。


「では失礼します」

『『ツレテケ』』


 体の全てに霊が纏わりつく。穴からも入ってくるが何も問題はない。高位の存在への影響を、魔法も扱えぬ存在が出せる訳がないからだ。


「目指せ市役所! 死亡を修正してもらう!!」


 服を魔力から作り建物をすり抜け、現在地を確認。


[ゼノム、そのまま南西に]

「了解した。それはそうとククラ、分かってただろ?」

[貴方が真実は]


 元は上木悟。現在はゼノム・ルマ=アウゴと名乗っている。第二人格のように存在するのは第二の妻、ククラ・ニーツ=アウゴ。異世界における最初の犠牲者のようなものだ。

 魂の依り代として、ドラゴンと共に封印されていた彼女の体が、選ばれた。そして色々と強化してスキル(?)から内なる女性となり、精神体あるいは霊体で俗に言う『魔力供給』をした責任を取る形で結んだ。


[あぶね。魂の整列と進行の固定をしなきゃ……は~、全部お前だったらな~、ケモミミで釣るだけなのにな~]


 彼女は内側や情報を司る。つまりは俺の過去を洗いざらい閲覧済み。


「今、見ただけで交通事故寸前が多々なんですが」

[道路以外、何も傷付いてないのでセーフ]

「その…心は」

[放置が正攻法なんや……ガチ鬱に一般的な気分転換は逆効果]


 そこまでボロボロになるのだろうか。しかし足を返すだけ呪いが長くなると思い、そのまま市役所に向かう。




「うひゃー、大地震かぁ」


 不謹慎と言いたげな視線が来るが、知らなかったのだから仕方ない。

 形は変わったが位置の変わらない市役所で、俺はニュース画面を見て感想が漏れた。


 自分居た近所を震央とする地震が起きて四年。更に驚愕したのは『原因不明』の一文だ。確かに、あの辺りの土地では画面に映る規模になるとは思えない。ならば何故かを考えれば……。


「【あいつ】……」


 恐らく元凶は友人だった存在だろう。ノリの良い【邪神】の影響力は強かった。


『334番』

「よっし、まずは俺の生死を変えて来る!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ