81話
81話
翌朝第2戦の抽選の為にログインした。
昨日の結果はこんな感じだった。
こっそり向かうよ何処までも×
人狩りいこうぜ!○
ダンジョン運営委員会○
おいでよムキムキの森×
殲滅魔法隊○
生クリーム同盟×
護衛隊×
似非関西人○
怒酢恋○
スイーーーツ×
激辛大好き×
南森林組合○
THEティータイム×
鈍器ー(ドンキー)○
モフモフパラダイス×
チームΧ(カイ)○
今日はこのなかの勝利パーティーが抽選をしてだい2戦を行う予定となっている。
「さて、そろそろ抽選の時間だから行ってくるわ」
「うん!」
「「「今日こそ活躍する!」」」
ドラゴンと精霊の気合いが凄いがとりあえずカイ達と当たらなければいいなぁ。
『えーそれでは本戦第2試合の抽選を行う前に来週の準決勝と決勝の話をするぞ!
まず時間だがソロの準決勝を土曜日の20時から、ペアの準決勝を21時から、パーティーの準決勝を22時から行うからな!
決勝は翌日の20時から順番に行うから間違えないようにな!
それから準決勝の抽選は開始時間の1時間前に行うから忘れないで来るようにしろよ!』
ふむ、夜かぁ助かった。
来週文化祭だったからちょっと焦ってたんだよなぁ。
カイは・・・、うんあいつもホッとしてるな!
さてだれと当たるのかねぇ。
その前に残った奴らのお復習でもしておくかなぁ。
『ダンジョン運営委員会のリーダーの方早くひいてください!』
「あ、はい!すみません!」
さてさて、なんばんかなぁ。
『はい、5番ですね。対戦相手はメールで確認してくださいね』
「はい」
オレは皆のところに戻りながら(帰りはなぜか転移させてくれない)さっきの続きを考えていた。
残ったのはオレたちを抜いてこの7チームだ。
人狩りいこうぜ!○
殲滅魔法隊○
似非関西人○
怒酢恋○
南森林組合○
鈍器ー(ドンキー)○
チームΧ(カイ)○
まずはこのパーティー
人狩りいこうぜ! というパーティーはどうやらPKのないこのゲームでどうやってPKをしようかと考えるだけの普通の?暗殺系パーティーなのだが隠れるところのないこのPvPではスピードを、いかして戦闘している。
次に
殲滅魔法隊 このパーティーはとにかく魔法で相手を殲滅しようと躍起になっているパーティーだが前回の試合でオレがやり過ぎたせいであの印象を超えようと躍起になっているそうだ。
似非関西人 は、関西人に憧れた他の都道府県の人達のパーティーで言葉が痛々しいらしいが能力はトップクラスだそうた。
怒酢恋 は、ちゃんこ鍋が好きすぎて一度角界に入ったガチガチの元力士達だ。
この、世界でちゃんこ屋をやっているとか・・・
南森林組合 は、ぶっちゃけオレたちの追っかけらしい・・・
鈍器ー(ドンキー) は鈍器使いの集まりで自分たちで日夜鈍器を開発して使っているそうだ。
最後にチームΧ(カイ)だがとくに言うことはない!
「ヤサメくんどうしたの?」
「ん?あ、もうついてたのか・・・。
ちょっと残ったパーティーのこと考えてたんだよ。さて対戦相手はだれかな?」
オレはみんなに見守られながらメールを開いてみた。
「なんてかいてあるの?」
「対戦相手は殲滅魔法隊だって」
「そこってあれだよね。魔法撃ちまくってくるところだよね。」
「あぁ、パーティー全員が範囲魔法使えるから逃げ場がないんだよなぁ。」
「それは大丈夫だよ!私前に貰ったユニークスキルチケットで結界術取っておいたから!」
「どんな効果なんだ?」
「えっとね」
ミトに聞いたところこんな効果だった。
結界術Lv.1U
術者が拒絶するものの侵入を許さない。
効果範囲は術者から半径(Lv×10m)
展開するとき半径1m~効果範囲限界 まで任意で決めることが出来る。
うん、やばない?
術者が拒絶するものってことは魔法とか物理攻撃だけじゃなくて人も拒絶できるから余裕で場外狙えるよね?
まぁ、ミトがそういう使いかたをするかわからないけど・・・
「んー、早く戦いたいなぁ!」
「フリューゲルもう少しまってろって!」
「楽しみでさぁ。」
「やり過ぎちゃだめだからね?」
「ミトちゃん、わかってるよ!」
暫くオレたちは他の試合を楽しんでいたが次はカイ達の試合なので少しおしゃべりをやめて真剣にみるのだった。