79話
明日から半年の病気療養を経て久々の会社へと向かいます。
そのため更新ペースが乱れそうですができるだけ安定させていきたいと思いますので
79話
予選は無事に通過しまた次の土曜日になった。
今日は9時から本戦の抽選会があるそうだ。
予選のときはパーティー名を決めていなかったのでリーダーの名前で呼ばれたが本戦に出場が決まった段階で正式にパーティー名を決めるように言われたのでダンジョンのCMとなるように「ダンジョン運営委員会」という名前にした。
今回の本戦では勝つごとにインタビューがあるそうなのでこれを機会にいろいろ宣伝しようかとおもっている。
「さて、もうそろそろ抽選だな!」
「だね!いいの引いてね!」
「まぁ、引いても毎回抽選で対戦相手が決まるからいいも悪いもなぁ・・・」
「まぁ、そうなのかな?」
「お、転送はじまったから行ってくるゎ」
「うん!」
オレは転送されて中央の特設ステージへときた。
さて、だれがいるかな?
「お!カイ!」
「よう、やはりいたか」
「今回も勝たせて貰うからな!」
「今回もだよなぁ。それにしてもドラゴンとかなんてやつをパーティーに入れてんだよ」
「しょうがないだろ出たいっていうんだから」
「まぁ、いいやとりあえず初戦に当たることだけは回避したいぜ」
「それな」
「準決勝まで毎回抽選するらしいし気は抜けないけどな。」
「ちなみにレベルトップはいま誰なんだ?」
「お前だよ!」
「いや俺を抜かしてだよ!」
「俺たちだ!っていいたいけどたぶん違うんだよなぁ。」
「そうなのか、まぁお互い頑張ろうぜ!」
「ああ!」
そう、カイと話していると抽選が始まりパーティー名を呼ばれたら来るようにと言われた。
「次はダンジョン運営委員会の人きてください」
「はーい」
「それでは中に手を入れて引いてぐたさい」
「わかりました。んー、これにしよ!どうぞ」
「はい、えっと3番ですね。」
3番か、といっても対戦相手がだれかはメールで確認だからなぁ。
それから残りの人たちも引き終わり一旦元の場所へと転送された。
「おかえり、どうだった?」
「ただいま、どうだったっていっても今からメールで対戦相手確認するからまっててくれ」
「あ、そうなんだ?」
「僕も活躍するからねー!」
「「ヤサメ様とミト様は私達が守ります!」」
「えっと、まぁほどほどにな。それで対戦相手はっと、えーと『おいでよムキムキの森』だって」
「なんだかむさ苦しそうなチーム名だよね。」
「まぁ、うちもだけど他のチーム名も大概だぞ?」
オレたちは別に送られている本戦出場者が書かれたメールを確認した。
オレたちと同じくパーティー戦にでるチームはこんな感じだ。
パーティー本戦
こっそり向かうよ何処までも
人狩りいこうぜ!
ダンジョン運営委員会
おいでよムキムキの森
殲滅魔法隊
生クリーム同盟
護衛隊
似非関西人
怒酢恋
スイーーーツ
激辛大好き
南森林組合
THEティータイム
鈍器ー
モフモフパラダイス
チームΧ
ちなみにこの並びは上から最初の抽選を引いたときの番号順とのことだ。
「かなり個性的なチームが多そうね。」
「あぁ、たぶんだけど一番最後のチームΧはカイのチームでXをカイって読むんだと思う」
「あ、そうなんだ。それにしても命名するきなかったのかな?」
「ないだろ。あいつにそんなこと求めるなよ」
「昔からそう言うセンスないものね」
「お、最初の試合が始まるみたいだし観ようぜ!」
「うん!」
□ □ □ □
最初の試合である
こっそり向かうよ何処までも
vs
人狩りいこうぜ!
の試合は何という出る場所を間違えたのでは?った感じの試合だった。
『こっそり向かうよ何処までも』の方は全員がスカウトタイプで逃げることと隠れるなどスニーキング技能に特化したチームだが予選のように生き残りにはいいがガチバトルになると何とも言えない状況であった。
そして、『人狩りいこうぜ!』の方はどこのホラー映画だよって感じのチームであった。
索敵能力が高く攻撃力が高いという感じでじわじわと追い詰めて疲れたところをやるといったスタイルであった。
結果はというと、『人狩りいこうぜ!』が勝利した。
さて、次はオレたちの番なので試合が終わり退場すると転送された。