76話
今日はまにあった!
76話
文化祭の準備やダンジョン経営で忙しい日々が続きついにPVPイベントの当日9月最後の土曜日になった。
今オレたちはイベント用に用意されたコロシアムに来ている。
外観はローマ時代のコロッセオを近代風にしたような感じだ。
ただしドームとかとはまた違った趣がある。
そして広さだが東京◯ーム5こ分らしい、見学用にどこからでも見れるモニターが完備されている。
ぶっちゃけ世界観壊れてると思う。
「えっと開会式は」
「午前9時からだからもう始まるよ!」
「そうなのか!」
『えー、てすてす』
『皆さん今日から始まる第2回イベントへの参加ありがとうございます。今回のイベントを担当するAIのアイです!
作成した担当曰くAIだからアイだそうでとても安直だと上司に怒られたそうですがそれは置いておいて楽しんでいきましょ!』
「「「「「「「「「おー」」」」」」」」」
『それでは今回のイベントは知っての通りPVPです。行われるのは第2陣のみが出場できる初心者級!
それから全員参加の無差別級!
初心者級はソロのみで行います!
無差別級はソロ、ペア、パーティーの3部門で行われ予選は全て今日と明日の2日で終わる予定です。
予選は全てバトルロワイヤル!ペアとパーティーは各チームの代表のみ参加となりますのでチームごとに誰が参加するか決めておいてください!
また、各部門を複数参加される方も居ますのでそこは試合時間が重ならないように考慮していますのでご安心ください。
詳しい日程や代表者登録フォームなどメールに送りますので各自ご確認ください。』
ふむ
「メールには事前に1試合目の時間が送られてきていたがバトルロワイヤルで代表戦とはなぁ」
「とりあえず誰がでるの?」
「さすがに初っぱなからフリューゲルだすと反響が怖いからオレかな?」
「だよねー」
「えっと初戦は9時半か場所はイベント用に作られたコロシアムの中にいたら自動的に舞台に転送されるみたいだな。
それといま新たにきたメールに初戦の代表者を登録するようだな。」
これはパーティーリーダーのみに送られているようだ。
またリーダーが不在なら他のメンバーに送られる仕様のようだ。
登録者は自分にしてっと
「これでよし!あとは待つだけ」
「楽しみだね!」
「あぁだけどこれだとソロと変わらないよなぁ。」
「だね。きっと殆どが前衛が出てくると思うんだよねー」
「だよな」
「そういえば、勝利条件は?」
「制限時間まで生き残るか一人になったら勝利らしいぞ。それとパーティーやペアの予選は複数回やって勝利数の多い順に本戦に出れるみたいだな。」
このルールなら前にもらったユニークスキルチケット使っておくか。
たしかちょうどいいスキルが・・・・
あったこれだ。
飛翔ULv
制限時間中自由自在に空を翔ることができる。
レベル1では5分レベルが上がると最高速度が上がり飛翔時間が伸びる。飛翔時間はレベル1毎に1分増える10レベル毎のさらに5分伸びる。
これにして、スキルレベルが30まで振っておけば飛翔時間が約50分だから大丈夫だろ。
ぶっつけ本番だから心配だがなんとかなるだろ。
「ニヤニヤしてどうしたの?」
「おっと顔に出てたか。いやな、前のイベントでもらったスキルチケット使ったからそのスキル試すのが楽しみなんだ。ただぶっつけ本番になるのが心配なんだけどな。」
「楽しみにしておくけど気を付けてよ?」
「あぁ、任せておけ!お、そろそろ出番みたいだな。行ってくる!」
「うん!」
目の前に転送しますがいいですか?というメッセージがでたのでイエスと答えて転送された。
おー、やっぱり前衛が多数だな。
だけど少し後衛もいるようだが・・・
なんかオレ皆から見られてない?
いやな予感が・・・
『それでは予選を始めたいと思います。それでは始め!』
それと同時にやっぱり全員向かってきた!
「そうは行くか!飛翔!おわっと」
おーこうなるのか翔るって書いてあったし空に向かって翔る!
おーいい感じだ!
下の様子は唖然としてるが後衛が攻撃準備してるな。
「悪いな。自動追撃!雷矢雨!」
バチバチとなる矢を今の全力で空に射っていき。
地上へと降り注ぐ!
そのあとに広がるのは死屍累々感電死したプレイヤーの姿だが魔法職がいたようである程度レジスト出来たようだがマジカルアローで仕留めておいた。
んー、さすがにある程度育ってくると魔法職なら耐えるのかそれなら物理的なダメージのある土とかだと確実か?
それだと物理が?
まぁ・・・
『し、勝者サヤメパーティー!』
「「「「「「「うわー」」」」」」」
観客席の反応がひどい