71話
すいません!
今回私の趣味が前回になっております。
次回から今度こそダンジョン運営を・・・
71話
さて、ステータスを確認したが正直ここまで上げても攻略するフィールドもダンジョンもないから萎えてくるんだよなぁ。
レベル上げも自分のダンジョン一つで世界樹のダンジョンの最下層から1階分増やして高レベルモンスターを配置したレベル上げエリアを自分達用に作ったけど暫くは南の森ダンジョンを成長させることに注力してレベル上げは暫くやめておこうかな?
「ヤサメくん、どうしたの?」
「ん?いや、ステータス見てたらレベル上げ一旦止めてダンジョン成長に力を入れたりしようかなって考えててさ」
「あぁ、確かにレベル上げても進めないもんねー」
「あぁ、そうなんだよなぁ。」
ピロン
「あ、ヤサメくん運営からお知らせだって!」
「内容は?」
「9月末から毎週土日にPVPイベント開催するみたい」
「へぇ、連日じゃなくて毎週末なんだな。」
「まぁ、一般的な休日だから人は集めやすいからいいのかな?」
「かもなー」
「それと、第2陣が参戦するみたいだよ」
「へぇ、まぁ関係ないけどなぁ」
「知り合いとか来るわけでもないしね」
「だな。」
「それよりイベントの詳細だけど個人戦とペア戦とパーティ戦あるみたいだけどどうするの?」
「そうだなぁ。ペアはでるとしてパーティの編成にルールは?」
「6人まで1チームで召喚獣、テイム済みモンスターなどは1体で1枠扱い、協力NPCなども1人1枠で参加可能みたい。」
「そしたらペアとパーティでるか?まぁ、アイリス、ルナ、フリューゲルに聞いてからだな。」
「そしたら、とりあえずペア戦参加申し込みしておくね」
「あぁ、そういえば申し込み期限は?」
「前日までみたい」
「そうなのか」
「うん」
「よし南の森のダンジョンいくか?」
「そうだね。」
□ □ □ □
オレたちは南の森のダンジョンのマスタールームへとやって来た。
「さて、どうするか」
現在このダンジョンは地下10階までを難易度10ダンジョンのフィールドを使いモンスターは70~80レベルを配置している。
さらにその下の階層にボス連続ダンジョンを設置してあり、挑戦者が倒したことのあるボスをランダム出現させ、レベルは70~90でレベルもランダムにしているのだけどまだ5階のボス部屋に1組到達しただけなんだよなー。
「ボス連ダンジョンのあとどうする?」
「んー、どうしよ?」
それからしばらくオレとミトはあーだこうだ言いながら話し合った結果
「そしたら、難易度5ダンジョンのミラーを配置してそこから通路とか罠とか追加したりしないか?」
「0からじゃ大変だけど少しあるところから改造するならコストも押さえれていいかもね」
「あぁ、そうと決まれば少しずつ作っていこうぜ!」
「そしたら今日とりあえずミラーダンジョン設置しておこ?」
「そうだな。」
オレとミトは難易度5のミラーダンジョンを設置しこの日の作業を終え、ログアウトした。
「んー、頭使ったら甘いもの食べたくなるぅ」
「甘いものか、そういえばこないだテレビで簡単ガトーショコラの作り方とかやってたな」
「薫くん作ってくれるの?」
「え?」
「いや、なんか今の感じだとそうなのかなって」
「んー、失敗してもいいなら一緒にやってみるか?」
「うん!わたしも楽しみ!」
「じゃぁ明日買い出ししてごごからでも作るか?」
「うん!」
□ □ □ □
翌日の材料を揃えたので昼食後に作ることにした。
明美さんに炊飯器を使うむねを伝えてできるまで米を炊くのを待ってもらうようにした。
「じゃぁ、やろっか!」
「あぁ、まずはメレンゲを作るんだけどそこの二つのボールに白身と黄身を別けてそれぞれ入れようか。」
「はーい」
ボールにそれぞれ別けて入れた。
「そしたら、オレが泡立て器で混ぜるな。その間に美琴は黄身を混ぜて板チョコを湯煎でとかしておいて!そのあとチョコと黄身をよく混ぜておいてね!」
「わかったよ!」
オレは白身をときそこにひとつまみの塩を入れクリーミーになるまで混ぜそこに砂糖を入れ角が立つまでひたすら混ぜた。
「わぁ、すごい!」
「つかれたー」
「そういえばなんで塩を入れたの?それとなんで砂糖を塩と一緒に入れなかったの?」
「塩はたんぱく質を固まりやすくするらしいよ?それで砂糖は気泡を維持しやすくなるからある程度混ぜてから入れるんだって」
「へぇ、なんか化学の実験みたいだね!」
「次は美琴に作ってもらったチョコと黄身を混ぜたところにメレンゲを3分割して入れてまぜていくんだ。」
オレはメレンゲとチョコ(黄身入り)をメレンゲがつぶれないように混ぜて炊飯器に入れた。
「あとはスイッチ入れて待つだけだな!」
「楽しみだね!」
それから約40分ほどがたち炊飯が完了したようなので炊飯器を開けてみた。
「うわー、いい匂いだよ!」
「串さしてみるからまって」
オレは串をさして火が通っているか確かめた。
「よし、つかないし完成だな!熱いけど天ぷらとか上げたときに使う網の上にあけてあら熱をとってから冷蔵庫に入れよう!」
「食べるのたのしみだなぁ!」
「さて、米を炊いて明美さんにキッチン明け渡さないとな!」
「うん!それにしてもお菓子作るの楽しかったしまたいつかやろうね?」
「あぁ、またいつかやろうな!」
その夜夕飯を食べたあとガトーショコラを皆で楽しむのだった。
ヤサメとミトの装備名募集中です。