69話
69話
時間は現在に戻る。
今日も1日何事もなく終わり、オレと美琴は帰宅後宿題や家事などの時間を考えてログインするのは8時からとしている。
それと、美琴は両親がこっちに来るはずが急遽転勤がなくなりそのまま以前から住んでいるところで働くことになったのだが美琴は既に転入も済ませていたことから祖父母の家に住むことになった。
ということで、美琴の祖父母である明美さんと幸三さんからはオレも一緒に面倒見てやるから住めと言われていたりする。
あの人達の本音は早く曾孫がみたいという思いが強いようだ。
なので美琴との初めてのあとはニヤニヤしながら赤飯であった・・・
まぁ、それはおいておいて帰宅したオレは珍しくポストに両親からの手紙が入っているのを発見した。
今時メールでもなんでも連絡手段があると思うのだがなぜに手紙なのかと・・・
家のなかに入ってから手紙を読んでみると
家を守る我が子へ
いろいろ書くことがあるのだがまどろっこしいことは無しにして言いたいことだけ言うからよく聞けよ!
薫が美琴ちゃんと付き合っていることは知っている。
なので煩いことは言わないがやることやったのなら責任を取って美琴ちゃんの祖父母である明美さんと幸三さんの言うことをきちんと聞いてしっかり仲を深め合いなさい。
ということで、この手紙が届いたら速やかに明美さんと幸三さんの家へと行くこと!
幸三さんには18時に申し訳ないが迎えに行って連れて帰ってくれとお願いしてある。
この家は定期的に換気や軽い掃除をしてくれたらいいのでなにも心配せずに引っ越すように!
薫の状況を想像してニヤニヤしてる両親より
って、なんちゅう手紙送ってやがる。
というか、幸三さんが迎えに来るだと?!
今の時間が16時半だからあと1時間半しかないじゃねぇーか!
とりあえず荷支度しないと!
ピンポーン
誰だこんな忙しい時に!
「はーい」
「薫くんはいるよ!」
「美琴!」
「聞いたよ!早く準備しよ!」
「まんまとやられたお思うけど美琴の両親はいいのか?」
「家の両親も結託してるみたいで了解してるみたいだから・・・」
「そうなんだ・・・」
「そんなわけだから楽しも?」
美琴ノリノリ・・・
こうしてオレと美琴の同居生活が再び始まった。
□ □ □ □
「お邪魔しまーす」
「ただいまー」
「お帰りなさい。薫くんはお邪魔しまーすじゃないでしょ?」
「ただいま。」
「はい、お帰りなさい。」
「さっき幸三さんが荷物とりに来てくれたときにも聞きましたがいつの間に?」
「美琴の両親が転勤取り消しになった日に私と二人の母親の3人でリモートで打ち合わせ済みよ!」
「えー・・・・」
「先に行ってくれても・・・」
「その時に驚かせようと決めていたのよ。」
「えー・・・・」
「因みに籍いれるのは高校卒業してからの予定になってるから!」
「えー・・・・」
「あら?在学中に入れたかったの?」
「そうではなくてそこは二人で決めさせてくださいよ。」
「そんな、薫くんは私と籍入れてくれないの?」
「いやいや、そうじゃなくて結婚は自分で稼げるようになってからがいいなと思ってさ」
「薫くんよ!そこは心配せずとも今日から投資のやり方教えてやるから心配するな!」
「いや、幸三さん元手もないですが」
「それは心配するな。薫くんの口座からお年玉貯金を全て投資に使っていいと君の両親から聞いてるからな!
それと、それだけじゃ元手が少ないから1000万ほど融資してやるから100倍くらいになったらでいいから返してくれよ!」
「えー・・・・」
「投資の基本は毎日グラフとにらめっことトレンドの把握だ!だから、毎朝新聞は読むこと!それと夕食後は毎日1時間投資の勉強だ!」
「あ、はい」
勢いに押されて思わず入っていってしまったけど・・・
高校生にして1000万の借金か・・・
というか、投資家っていう職業?に強制的に就職なのか?
「薫くんこれで稼げるからすぐ籍入れれるね!」
「あ、あぁ」
なんか美琴のテンションがやべー
「とりあえず、夕飯準備出来てるから食べるわよ!因みに今日のメニューは冷やし中華と餃子よ!」
ということで、明美さんの言うとおりとりあえずごはんを食べてその日から美琴と明美さんが食器を片付けている間にオレは幸三さんから投資のノウハウを教えられる日々が始まった。
同居は夏休みだけの予定だったのですが書いていて美琴の祖父母を今後出さないのはなにかいやだったので自然と書き直していたらこうなってしまいました。
幸三さんの投資のノウハウは幸三さん独自のものですので実際のノウハウとは違うと思いますがなま温かくみててください。
最後にヤサメとミトの装備名はまだまだ募集しております。
次回は掲示板回の予定です。




