閑話 sideフリューゲル
お待たせしました。
本日から連載を再開いたします。
術後の経過良好でこれからリハビリ生活が始まるので連日の筋肉痛を覚悟で頑張ったいきます。
また、連載を再開するにあたり本日は2話投稿いたします。
それでは本日1話目閑話からどうぞ!
閑話 sideフリューゲル
僕の名前はフリューゲル、先日古竜の里から世界見学の旅に出れる年齢になったので旅に出たばかりの古竜です。
古竜は成竜になったとき世界へと旅立ち知識を蓄えるため世界各地を巡ることを決められている。
なぜそんなことをするかというと世界の記録を作るのが神より託された使命であるからだという。
また、旅の間に気に入った者がいれば同行してサポートしてもいいことになっている。
また、古竜が認めればその者を生涯の友とし一緒に生きていくことは認められている。
但しその時はその者の生涯を伝記として本にまとめ提出する義務が生じる。
なぜ本にするかと言えば里にいるものたちの暇潰しの為だとか・・・
まぁ、そんなことはいいけどやっと里以外の空を飛べて清々しい気分だなぁ!
さて、とりあえずどこにいこうかなぁ。って考えながら空を飛んでいると突然里の長老達が外へ旅する同胞へ向けての念話がとどいた。
『世界を観る同胞達よ!今ほど神から世界に新たな試練が誕生したと石碑に写し出された!各々新たなる試練であるダンジョンとやらを調査し、報告するのじゃ!各自担当の者に念話で調査するダンジョンを確認し向かうように!それでは検討を祈る!』
へぇ、ダンジョンねぇ。
因みに石碑とは神からのお告げを知らせてくれる里の中心にある大きな長方形の板みたいなものでお告げがあるとそこに文字が写しだされる不思議なもので、普段は石碑に触ることで過去のお告げを確認したりできる。
おっと、ダンジョン調査だったね。
担当に念話しろとか言ってたけど僕は担当が苦手なんだよなぁ・・・
仕方ない連絡しよ
『もしもし?フリューゲルだけど』
『あら、遅かったわね』
『そんなに遅くないと思うけど・・・』
『遅いわよ!里から出てからずっと連絡寄越さないじゃないの!(待ってたんだから・・・)』
『ごめん、最後よく聞こえなかったけど里出たのつい1時間前だよ?』
『グルルルル』
『ひぁ、そんな怒らないでよ』
『怒ってないわよ!これでも一応フリューゲルのこ、こ、恋人なんだから寂しいじゃない』
そうこの担当者は一応僕の恋人というか、婚約者で旅が終わると結婚することが決められている。
『そうだね。ごめんね?でもミザリーは良かったの?僕なんかで』
『僕なんかでとか言わないで!フリューゲルは若手最強なんだから!(そんなの関係なく昔から好きだったから嬉しいに決まってるじゃない)』
『でも長老たちが無理やり決めたことだよ?僕はミザリーみたいな美人と婚約してもらえて、今でも夢のようだけど、ミザリーは他にいい竜がたくさんいたと思ってたから・・・』
『わ、私はフリューゲルだから・・・、それよりフリューゲルの担当ダンジョンだけど』
『あぁ、それどこ?』
『世界樹のダンジョンよ!』
『世界樹かぁ、あそこって確かエルフが管理しているよね?』
『そうね。で、世界樹のダンジョンは世界樹の地下に出来たダンジョンらしいの見つからないうに侵入してなかの構造を報告して欲しいの』
『了解だよ!』
『無理はしないでね?』
『わかってるよ。じゃぁ、いってくるね!』
『うん。』
ミザリーとの念話を終えて世界樹目指して向かうのであった。
そこでの出会いが彼の生涯の友と出会うとは彼はまだ知らないのであった。




