45話
遅くなりましたがそれでは、どうぞ!
45話
さて、昨日は結局ダンジョンには2回しか潜らなかったが今日はクリアを最終目標として1トライ10階を目標にしようと思う。
「よし、今日もがんばろう!」
「うん!」
「「罠と案内はおまかせください。」」
そして、オレたちは21階へと降りた。
21階は今までと同じで洞窟型であったのでアイテムはまぁ、そこそこ最短距離で進みながら近くにあるものをとりながらすすんでいるのだが、この階層から一気に内部が複雑化しており先行しているこの街のパーティーがあまり進めていないのがよくわかる構造だ。
と、言ってもオレたちはアイテムもそれほど欲しくもなく優秀な道案内(メイド&執事)がいるのでサクサク進める。
そんなこんなで25階のボス部屋まで2時間かからずにこれた。
今日は8時からインしているのでなかなかいいペースではなかろうか?
「さてさて、ボスはなにかな?」
「マスター開けますね!」
「お願いねルナちゃん!」
だんだん豪華になっていく扉を開いた先にいたのは直径5m程のスライムであった。
「お嬢様不味いかも知れません。」
「ん?アイリスなにが?」
「あの大きさのスライムはたぶんキング種です。」
「キングだと不味いのか?」
「手下として沢山のスライムが出て来ると思われます。」
「それなら、問題ないだろ大量範囲狩りは望むところだ!」
「だね!」
「スライムは殆どが水ですので氷がよく効くかと」
「雷でもいいんじゃないの?」
「いえ、スライムは純水なので電気を通しません。なので凍らせて倒すのがいいかと」
「それなら、それでいくか」
因みにオレたちがなぜ中に入ってからこんなに余裕を持って話しているかというと、実はある程度ボスに近寄らないと攻撃を仕掛けてこないのでゆっくり話すことができる。
ミトがデバフをかけるのと同時に戦いがはじまった。
キングスライムは大きく震えるとキングスライムの周囲から水が湧き出るかのようにスライムがポコポコ生まれてきた。
「モンフェロドール!」
モンフェロドールでいつものように囮としてスライム達を集めそこに
「影分身!自動追撃!氷矢雨!」
とりあえず周りから湧いたスライムは凍らせた。
「収束!氷矢雨!」
仕上げとして収束させた氷矢雨をキングスライムに当てることによって完全に凍らせることができた。
そして、スライムはこれだけでは倒せないので核を破壊するために仕上げだ!
「収束!土矢雨!」
この、土矢雨だが土とかいってるが効果は着弾と同時に地面から矢を狙うようにしてそこに岩の槍が地面から生え突き刺さるという結構極悪使用なのだが、収束することによりとてつもなくデカイ槍?石柱のような直径2mはあろうかというものがキングスライムを串刺しにして核を砕き倒すことができた。
「あぁ、なんかやばいな。」
「うん・・・」
「まぁ先に進もうか」
オレたちは26階へと続く階段を進むと・・・
「あぁ、そろそろあるとは思ってたけど」
「まさか、見渡す限りまさかの砂漠?」
「いやー流石に予想では森だったんだけどなぁ」
「これはちょっと対策必要かも」
「あぁ、確かに体力がジリジリ減ってるな」
「うん。たぶん暑すぎるんだと思う。」
「だよなぁ。仕方ない一度戻るか」
「だね。久しぶりにクーペちゃんのとこいってみない?」
「あぁ」
□ □ □ □
「あれ?もう戻られたのですか?」
「あぁ、クルールさん実は」
クルールさんに事情を説明した。
「そうなのですか、そもそも25階へはまだヤサメ君達しか行っていないので運良く休憩している探索パーティー達に情報を話しておきますね。入れ違いになっていたら甚大な被害が出るところでした。ありがとうございます。」
「いえいえ、オレたちも助けられたのでいいですよ。」
「それでは、私たちは対策装備やアイテム探しに行ってきますね。」
「はい。」
□ □ □ □
オレたちはクーペの店へとやって来た。
「クーペ久しぶり!」
「クーペちゃんきたよー」
「久しぶり(゜∇^d)!!」
「早速だけど実は・・・」
簡単にクーペに事情を説明した。
「んー、それなら暑さ対策にはこのスズシクナールっていう飴を使うといいよ!(*ゝ`ω・)」
「これは1つでどのくらい暑さを防げるんだ?」
「1つで1時間だよ(´・ω・`)」
「困り顔ってことは効果に不満でもあるの?」
「試作品で効果時間短いから不満なんだぁ(-_-)」
「いや、十分でしょ。」
「とりあえず何個あるの?」
「今在庫で40個程あるよ(^-^)」
「それだけあれば十分だな。4人でも10時間だし。」
「だね!」
「あと、一応アタタカクナールも40個買っていかない?Ψ( ̄∇ ̄)Ψ」
「極寒もあり得るのか・・・。ありがたく買ってくよ!」
「それじゃぁ、ありがとうねクーペちゃん!」
「そうだ、世界樹装備はどうだ?」
「もう少しで加工できそうだから待ってて!(^-^)」
「慌てなくていいから頼むな!」
「だね!それじゃぁまた来るからね!」
「バイバ~イ(^-^)/」
ここまで読んでいただきありがとうございます。




