26話
本日分よろしくお願いします!
26話
ログインして回りを見るとミトもログインしてきたようで隣に腰かけていた。
「ミトおはよ!」
「ヤサメおはよ!」
「さて、町の中探索してみようか」
「そうだね!」
ということで、町の中を見て回っていると明らかに回りと違う様式の建物がいくつかあって回りの人に聞いてみるとギルドなど、公共施設は昔のままの洋館風の様式となっており、他の家などは修理の手間等を考慮して木造の茅葺き風になっているそうだ。
とりあえずある程度観てまわったのでいちどギルドへとやってきた。
「こんにちは、本日はどのようなご用件でしょうか。」
ギルドの職員の服装はいたって普通である、何故かと聞くと、普通の人はこういう普通の服装でなぜか兵士などは原住民かっていうほぼ裸ルックだそうでなぜそうなったのかはわからないそうだが、少し目を反らしていたので、知ってるけど言いたくないような雰囲気だなぁ。
「ところで、なにかいい依頼ありますか?」
「そうですね。いまなら物資調達の商隊の護衛などがいいですよ。」
「護衛ですか。ミトどうする?」
「護衛依頼はやったことないしやってみたいかな?」
「じゃぁ、受けます!」
「それでは、依頼主のもとへ詳しい話を聞きに行っていただきたいのでこの地図の場所へ行ってください。」
「はい。依頼主のお名前は?」
「申し訳ありません。依頼主はトルネオさんと言われる方です。」
「ありがとうございます。それではいきますね。」
ギルドを出て渡された地図の場所へと向かって歩いていた。
「この辺のはずなんだけど・・・」
「あ、あそこじゃない?」
「行ってみよう!」
回りよりだいぶ大きな屋敷にやって来たので門番の人に聞いてみるとどうやらここがトルネオさんの屋敷らしい。
ギルドで依頼を受けたことを話すと門番の人は中へと行き確認して戻ってきて中へと案内してくれる人を呼んで来てくれた。
「ようこそお出でくださいました。私はトルネオ様の屋敷で執事をやらせていただいておりますジムニーと申します。ただいまトルネオ様は執務中ですので暫くお待ち頂きたく思いますのでこちらの部屋でおまちください。」
「はい。ありがとうございます。」
暫く出されたお茶を飲みながら待つと、ようやく来たようでドアが開かれた。
「おう、君たちが今回護衛をしてくれるという冒険者かね?私は今回依頼したトルネオという。よろしく頼むよ!」
恰幅のよい髭をはやした金髪のおじさんがそう話しかけてきた。
「はい、今回依頼を受けさせて頂いた、ヤサメとこちらがミトです。こちらこそよろしくお願いします。」
「君たちの装備はこの辺りでは見たことのないものだが他の町からきたのかい?」
「えぇ、そうです。」
「今、世界樹の街はまだあるのかい?」
「はい、ありますよ!先日までオレたちもそちらにいたので。」
「よしよし、それでは予定通りこの後になるが護衛頼めるかね?」
「はい。」
「それでは先に門へと行っていてくれ、商品を乗せた馬車をもってくるのでな」
「わかりました。」
□△□△
門へといくと
【初めての護衛クエスト】
護衛クエストでは通常とは異なるフィールドを移動することになります。
本来であれば起こらないであろうことも起こるので気をつけて護衛をしてください。
という、アナウンスが流れたので気を引き締めて挑もうと思う。
「今のアナウンス気になるよなぁ」
「普通のエリアではあり得ないことねぇ、もしかしてモンスターがたくさん集まってくるとかあるのかな?」
「んー、まぁ普通なら群れではあまりモンスターこないからそうかもなぁ。」
と話していると
「おー、すまないね遅れたかな?」
「いえいえ、それで行きますか?」
「そうだな。それでは頼むよ」
【特殊エリアにはいります。】
と、いうアナウンスが門を出たところでなった。
いま、オレたちは馬車の後ろから気配を探りながらついていっている。
「特にかわった様子はないけど、来たときより動物の気配がすくないかな?」
「んー、皆にバフ掛けておいたほうがいいかな?」
「いや、今は自分達にだけ掛けておこう。」
「うん」
しばらく、何事もなく歩いていたが蛇がいた辺りを通るときガサカザっと音がしたので注視すると・・・
「皆さんモンスターです!集まってください!」
「あぁ、頼むよ!」
「ミト皆さんにも一応バフを!」
「うん!」
「蛇の群れだ!100はいるぞ」
「ひぇー」
「モンフェロドール!自動追撃!氷矢雨!」
ズドドドドド・・・・
「ふぅもう大丈夫ですよ。」
「凄いな!あれだけのモンスターがあっという間に!」
「それではいきましょうか。」
「これなら安心していけますな!わっはっはっはっ」
そのあともモンスターの襲撃があったが無事世界樹の街へとつくことがだきた。
「おー着いた!!無事に着いた!いやー、ヤサメ殿、ミト殿ほんとにありがとう!」
「トルネオさんもよかったです。」
「帰りもお願いできるかな?」
「いいですよ!ね?ヤサメ」
「だな。」
「それは良かった。それでは来週の月曜日にまた頼むよ!ギルドに依頼をしておくのでな!」
「はい、わかりました。」
【チェーンクエストトルネオ商会の躍進1クリア】
「チェーンクエストだったんだな。」
「みたいね。もう、いい時間だしログアウトしようか?」
「だな、明後日にはクラスの奴らと遊ぶみたいだし明日新エリアの探索でもするか?」
「だね!」
明日の予定を立てたあと宿に行きログアウトした。




