20話
祝7位o(^-^o)(o^-^)o
皆様のおかげで日刊ベスト10です。
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20話
世界樹に願い地上へと戻ってきたオレたちを迎えたのは、大勢のエルフの人たちであった。
「あのう、何故にこんなにも集まっているのですか?」
「おー君たちがいま世界樹に登っていた冒険者だね!」
「そうですが」
「いやなに、久々に世界樹の意志が表に出られ精霊達が自分から姿を見せ喜んでいたので皆見に来ていたんだよ。」
「精霊がですか・・・」
「まだいるよ、ほら。あぁヒューマンでは見えないか・・・。そっちのエルフの子なら見えるのではないかな?」
「え!」
「「みえた!」」
「あれ?ヒューマンの子は精霊に関係するスキルでも持っているのかな?」
「はい。」
「そうかそうか」
【精霊の宝珠を入手しました】
「ミトなんか精霊の宝珠っていうの手に入れたみたい。」
「私も」
「ちょっと説明みてみるか」
「うん」
精霊の宝珠
精霊の因子が入った玉 持ち主と共に成長し、いずれ精霊となる。
「んー、とりあえず持ってれば精霊が産まれるのかな?」
「だと思うけど、産まれた精霊は仲間になるのかな?」
「どうだろ?産まれてから聞いたらいいんじゃないかな?」
「それしかないかー」
「今はどうしようもないし、ギルドへ報告に行こうか」
「そうだね!」
□△□△
ギルドへとやって来たので受付へと向かった。
「こんにちは!」
「こんちは、本日はどのようなご用件でしょうか。」
「先日受けた世界樹の害虫駆除依頼が終わりましたのでその報告です。」
「はい、それでは処理致しますが確認の為報酬が支払われるのは申し訳ありませんが確認が済んでからとなりますのでご了承下さい。」
「それでは報酬については明日日を改めてまた来ます。」
「申し訳ありませんがお願い致します。」
「それと、手頃な依頼はなにかありますか?」
「そうてすねぇ、こちらなどいかがでしょうか。」
「ふむ、狼系のモンスター討伐ですか。」
「最近種類問わず狼系のモンスターの数が増えすぎているのでこの辺りの生態系が壊れそうなので間引きをお願いします。」
「わかりました!」
□△□△
神秘の森
世界樹の街を出て神秘の森へとやって来たのだが狼系が多いと聞いたのだがモンスターの気配処か動物の気配も無いようで、森の中はしんっと静まり帰っている。
「なんか不気味だ」
「うん、一旦戻った方がいいよきっと」
「そうだな・・・」
【シークレットクエスト】
迫りくる暴食の食事が開始されました。
クリア条件
?????の殲滅
敗北条件
世界樹の死滅
「なんかクエスト出たけど、やばくない?」
「うん、ヤバイよね」
「すぐに戻ろう!」
□△□△
ギルドへと戻ってきたのだが、先ほど出たときと違い喧騒にまみれていた。
「よかった!お二人ともご無事で!」
「オレたちは森の様子がおかしかったので戻ってきたのですが、どうしたのですか?」
「やはり、そうですか。現在この森というか世界樹を目指していると思われる。グレートローキャストの群れが向かって来ているとの報告がありました。狼の大量発生はローキャストの群れから逃れるために逃げてきたものと推測されます。また、ローキャスト出現により現在全てのクエストを停止し、冒険者に緊急依頼として討伐を要請しています。お二人もどうかお力をお貸しください。」
「わかりましたが、ローキャストはどのくらいの数がいて対策の方はどうされるのですか?」
「それは・・・、無数としか・・・。ローキャストが通る所には荒野が広がるとと言われており現在は西の方より向かって来ているとのことなので西へ10キロほどの所に前線を引きそこから2キロごとに合計3つの防衛線を引こうかと思います。お二人は第一防衛線にて出来るだけ数を減らして頂き、抜けられたならば街まで戻って頂き世界樹を、守って頂きたいのですが大丈夫でしょうか?」
「わかりました。それでは討伐に向かいますね。」
「暫くお待ち下さい、他の方はもう向かっているのですがお二人の分のポーションと地図です。」
HPとCPポーションをそれぞれ一人5個ずつ貰いギルドを後にした。
「ミトCPポーションいくつある?」
「私はさっきのあわせて5割回復のを20本」
「オレは15本か、時間がないみたいだが一度フェースにいってポーション買ってこよう」
「そうだね、数が不足するかもしれないし!」
□△□△
フェースから戻りポーションを買い占め一人50本ほど持つことができたので前線へと進みまだ戦いは始まっていないようなのでなんとか間に合ったことに安堵し、ここの責任者に到着を伝えに天幕へと向かった。
「すみません、派遣されてきた冒険者ですが入ってもよろしいでしょうか」
「どうぞ」
そこにいたのはクルールさんであった!
「やぁ、ヤサメくんにミトちゃんよく来てくれた!」
「クルールさんがここの責任者だとは思いませんでした!」
「これでも警備隊の隊長もしているからねー、それより無駄話は終わったあとゆっくりするとして、君たちには中央で戦って貰いたい、ギルドより範囲殲滅が得意と聞いているので頼むよ」
「わかりました。それとモンスターを集めて足止めできるスキルもあるので使える限り使っていきますね!」
「私は同じ陣営の人皆にバフを掛けられるスキルがあるので掛け続けますね!」
「あぁ助かる!それでは頼む!」
もう間もなく戦いが始まろうとしていた。
次回は続きが気になるかと思いますが掲示板回です。
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