119話
119話
「今日は、どうする?」
「昨日みたいに復興記念に関係するクエストありそうだしギルドに向かわない?」
「そうだな、とりあえずギルドでクエスト受けるか。まぁ、昨日はギルドで受けてないけどなにかあるだろ。」
「そういうこと!」
「んー、なんかあっちの方から遠回りで向かったほうが面白い気がするよー。」
「フリューゲルくん、なにかきになるの?」
「んー?わかんないけどなんとなく?」
「ふむ、まあいってみようぜ?」
「そうだね!」
オレたちは昨日通った道ではなく少しいや、かなり遠回りしてギルドへと向かうことになった。
しばらく歩いて行くと広場のような所に出たのだがその中心にサーカスが地方で設置するような大きなテントがあった。
「なんだろあれ?」
「サーカスとか?」
「サーカスがなにかわからないけどあの中から面白そうな気配がするんだよねぇ。」
「フリューゲルくんの気になるのがあれだったんだ?」
「たぶん。だってなんとなくそうだとおもったからねぇ。」
「とりあえず近くに行ってみないか?」
「そうだね。」
オレたちは近くにまでよって入口らしき所を見つけ中を覗いてみることにした。
「あんまりよろしくないけどちょっと失礼してっと」
中はどうなってるのかなっと。
「ん?どうしたんだい?」
「あ、すみません。大きなテントで中が気になって····」
「はは、そうか。少し入っていくかい?」
「いいんですか?」
「あぁ、もちろんさ。それに見たところ君たちは結構強そうだからね。少し頼みたいこともあるし。」
「そしたら、連れも一緒にお邪魔させてもらってもいいですか?」
「あぁ、もちろんさ!ささ、ついてきて。」
「皆いこうか。」
「やったー!」
「面白くなってきたかな?」
「お嬢様落ち着いて歩いてくださいね。」
「ご主人様少し行儀が悪いかと。」
「ん、ん。いこうか。」
中に入り声をかけてくれたおじさんに付いて行くと事務所のようなところへと通された。
「そこに座ってくれるかな。」
「あ、はい。失礼します。」
「失礼します。」
「座るね〜」
座るように言われたのは4人位は楽に座れそうなソファーだ。
ルナとアイリスは後ろで立っている。
座ればいいのに。頑なにメイド(執事)が座れませんっていうからなぁ。
その向えには案内してくれたおじさんが座りソファーとソファーの間には机が置かれていた。
「さて、それではまずは自己紹介からいこうか。私はこのサーカス団の団長をやっている。ノギスタというものだ。」
「わあ。やっぱりサーカスだって!」
「ミトそれより自己紹介。」
「あ、ごめんなさい。」
「あははは!元気のいいお嬢さんだ。気にしなくていい。それだけ楽しみにしてくれたんだ。」
「すみません。そしたらこちらも紹介しますね。オレはヤサメといいます。」
「私はミトです。」
「フリューゲルだよー。」
「ご主人様のメイドでルナです。」
「お嬢様の執事でアイリスです。」
「よろしく。ところで気になっていたのだがミトさんはエルフのようだがこちらで見かけるには珍しい種族だと思うが。それにフリューゲルさんは会話が出来るということは古竜でしょうか?それに後ろのお二人は精霊だと思いますが·····」
「よくわかったねぇ。僕はともかく後ろの二人が精霊だって·····」
「気分を害されたのたならすみません。ただいろいろな種族の方がご一緒されているのだと思いまして。」
そう、慌てた様子で話をするノギスタさん。
それにしてもよく人目でルナ達が精霊だってわかったな。
「ふむ、ノギスタ様は精霊眼をお持ちのようですね。」
「精霊眼?」
「はい、物事の本質を見抜く魔眼のことをそう呼ぶようです。」
「あはは、バレましたか。そうです。私には精霊眼がありいろいろ見えるのです。お二人が強いことも看て知りました。もちろん詳細はわかりません。ですが悪人かそうでないか、強いか弱いかくらいとあとは種族名がわかるくらいですがね。」
「それで、どうして僕たちをここまで連れてきたのかな?」
「それはですね。」
トントン
「大変です!団長!ゴロ助が!ゴロ助が!」
「こら!いまは来客中だ!だがゴロ助がどうした?!」
「すみません!ですがゴロ助が大変なんです!」
突然入ってきたお兄さんがノギスタさんを引っ張っていったのでとりあえずついていくことにした。
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