117話
再開記念2話目です。
117話
「なぁ、どの方面から進む?」
「そうね、単純に南の反対で北は?」
「確か荒野だったか?」
「そうそう、荒野で今は最前線が第3の町になるみたい。」
「あぁ、他の方面も同じようなかんじかぁ」
「そんな感じだから南と比べると3つも違うから運営も困ったのかな?」
「まぁ、流石にアップデート前にたどり着かれたりするのは想定外だろうからな。ここらで作り溜めでもしてもらわないとな!」
「とりあえず手加減スキルでダメージを抑えて無双はしないようにしたらそこそこ楽しめるかな?」
「そうだな。装備変えてもステータスの影響で無双することには変わりないから手加減必須だな。」
「そしたら今晩のログインから荒野に行ってみるか。」
「うん!でも攻略情報は見ないようにしないと楽しめないから気をつけないとね!」
「だな!ホントはルナやアイリス、フリューゲルも手加減出来たらいいけどなぁ。」
「あぁ、まぁ確かにそうかもね。」
◇◇◇◇
さて、夜になってログインすると早速荒野へと向かった。
「さすが荒野ね。」
「だな。見渡す限り土と岩それにダンブルウィードだったか?しかないよな。」
「あれがダンブルウィードかはわからないけど似たものよね。あれって確かアメリカのいくつかの雑草の総称じゃなかった?」
「そうなの?丸く転がってるのをそういうのかと思ってた。」
「とりあえず進む?」
「そうね。」
「ねぇ、二人共乗らないの?流石に歩いて行くのはつまらないと思うけど?」
「いやいや、手加減して攻撃したらモンスターと戦えるから新しいモンスターと出会う楽しみはあるぞ。」
「二人がいいならいいけど、というかさっきからずっと囲まれてるけどいいの?」
「え?見当たらないわよ?」
「まぁ、無害かもしれないからいいけどさぁ。」
「なぁ、もしかしてその転がってる話題の植物が?」
「そうだよ?」
「燃やしてみるか?」
「うん。」
「手加減!火矢雨!」
「あ、乾いてるからよく燃えるね。」
「んー、手加減発動しても弱点属性?だからか一気に片付いたなぁ。」
「ほらー早く進もうよう!」
「そうだなぁ。それなら他のモンスターが見つかったら降りるってことで頼めるか?ミトもいいか?」
「いいよ!」
「じゃぁ、大きくなるから少し離れてくれる?」
「「了解!」」
フリューゲルに乗って空に飛び上がったが見る限り他のモンスターが居るようには見えない····
「んー、フリューゲルの言うとおり次のフィールドにすぐに向かったほうがいいのかな?」
「みんな上!」
「トンビ?」
「トーンビだね。荒野の狩人だね。」
「フリューゲル何気にものしり?」
「そりゃぁ空のモンスターには詳しいかな!」
「あ、空限定なんだ。」
「まあね!」
「ご主人様、よく見ると石が不自然に転がっているのであれもモンスターではないでしょうか?」
「ん?んーーー?おーあれか。ちょっと狙ってマジックアロー!」
お、1だけど経験値入ったからモンスターだな。
「経験値が入ったからモンスターだな。」
「やっぱりこのくらいならさっさとボスに行かない?」
「そうだな。オレはいいけど」
「私もいいよ!」
オレたちはフリューゲルに乗って更に北上しボスがいる所まできたのだが見た限り怪しいのは人二人分くらいの高さの岩が転がっているくらいだからあれがボスなのか?
「多分あの大きな石がボスだと思うけど倒してもいいか?」
「うん、お願い!」
「ご主人様少しよろしいでしょうか?」
「ん?ルナなんだ?」
「あのボスですが私に任せていただきたく。」
「いいけど、なにかあるのか?」
「どうやらあの石は意思の無い精霊のようですのでスキルを試そうかと」
「あぁ、じゃぁ任せた。」
「はい!」
ルナがッスと目線を向け集中すると
《ボスを大ゴロゴーンを調教しました。》
「なんか初めて見るインフォだな。」
「だよね。もしかしてあれかな?大精霊の威厳とかいうスキル」
「お嬢様の言うとおりルナが使ったのは大精霊の威厳のスキルで間違いありません。
私にもありますがこのスキルは下位の精霊を隷属する能力がありますので。」
「あぁ、そういうのなんだね。」
「便利だがこのあとあいつの扱いはどうなるんだ?」
「まぁ、いろいろ出来ますがとりあえずは現状維持かな?」
そんなことを考えているとフィールド移動が完了したようたなので、一度地上に降りることにした。