112話
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112話
時間は午後7時を少し過ぎたころ予定通りオレたちは夜の狩りへと出向くことにした。
拠点で軽く軽食とり夜食用のお弁当をもって拠点を後にした。
「それで、どこ行くのー?」
「そうだなぁ。遠目で見えた遺跡の方にでも行ってみるか?」
「夜だから見えにくいから気を付けようね!」
「あぁ、そうだな。それにしても夜だけど月明かりで結構明るいよな。」
「僕は夜でも関係ないけどねぇ。」
「それって夜目がきくってこと?」
「んー、というかドラゴンだから種族がらねぇ。」
「ふーん、でも私達は月明かりがないと大変かもねぇ。」
「だよなぁ。なにかいい方法あればいいけど」
「んー」
「それならいい魔法があるからかけてあげるよ。」
「お、フリューゲルさすがだな!」
「でしょー?誉めていいよ?」
と、いうことでフリューゲルの魔法によって常に一定の明るさで見える魔法をかけてもらい昼間のようには行かなくても夕暮れ時位には見えるようになったオレたちは早速遺跡の方へと向かった。
「おー!遠目で見るよりしっかりしたつくりだな。」
「だよねぇ。他の人達が探索したあとかもしれないけど楽しみだね!」
「まずは周りから探索してみる?」
そう決めたオレたちは遺跡の周りを探索することにした。
この遺跡の外観は一言で言えばマチュピチュのような雰囲気の遺跡だ。
まぁ、マチュピチュ言ったことないからほぼ想像だけど、そんな感じだ。
外は特に何も目ぼしいものもモンスターも居ないので中へと入ることにした。
「ふーんなかは外と違って近未来てきみたいだね。」
「だよな。モンスターも機械系のでそうだな。」
「それがどんなのかわからないけどたのしみだなぁ。」
「まぁ、フリューゲルくんは、みた方が早いかもだけどそうと決まった訳じゃないからね?」
「うん」
そして、暫く進み地下へと続く階段を発見した。
「どうする?」
「とりあえず進んでみる?」
「うーん、そうだよなぁ。」
「ここには何もなさそうだしすすもうよ!」
と、階段に足をかけたそのとき!
プープープープー…
このサイレン?
「なにか前から来るよ!」
そして見えたのは…ロボット出はなく
「えっと、内装に合わせずに外装に合わせてミイラというか、マミー?」
「まさかのホラー………」
「思ってたのと違うけどやるよ!」
『シンニュウシャハッケンケイビプランニジュンジテハイジョシマス』
「喋ったよね?」
「喋ったね?」
「というか、ミイラとかマミーじゃなくてそれのロボットみたいだね?」
「だね?」
「燃やそうと思ったけど燃えるかな?」
「あのさ二人ともはやく倒さない?」
□□□□
わき始めてから1時間
「ふう、ひどい目に遭った」
「ほんとにねぇ。まさか奥から無限に出るんじゃないかってくらいワラワラ出てきたもんね。」
「それにしてもある程度狭い所だったから囲まれずにすんだけど危なかったねぇ。」
「あぁ、それに後ろから襲われなかったのもよかった。」
「でもコインもなにも落とさなかったねぇ。」
「ホントそれな。骨折り損のくたびれ儲け?」
「だねー」
「よし、進むか。」
オレたちは地下1階を進み地下2階、3階と進み罠やアンデットモンスター風のロボットとの戦闘を経ていかにも何かありそうな大きな扉の前に来ている。
「さて、とりあえず中に入ろうか。」
「ボスだよね?」
「だろうなぁ。」
ギィ
「「あ」」
「あれ?行かないの?」
「「フリューゲルー!」」
「開けたかったの?」
「いや、いいけどさ。」
「とりあえず中には注意して入ろう。」
中に入ると部屋の中央に宝箱が設置されていた。
「ボスいないね?」
「あぁ、だけどあれがボスの可能性も…」
「じゃあ、僕が開けようか?」
「あ、いや、いいよ?」
宝箱を開けると中に入っていたのはコインと何かのチップだった。
「なんだろうね?」
「なんだろう?」
「とりあえずしまっておけば?」
「まぁ、そうだな。」
こうして遺跡探索は終わりを迎えたが遺跡に入ってからまだ3時間と少々なのでまだまだ探索ができそうなので次はどこへ行こうかと外へ向かいながら話すのだった。




