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107話

107話




さて、獲物はどこにいるかな?



「!!」



いる、それも群れでか?



「ミト!近くに群れでモンスターがいるみたいだから注意してくれ!」


「うん!」



警戒していると現れたのは狼系のモンスターが30頭ほどと一際大きな白い毛並みのリーダー個体のモンスター1頭だ。他はグレーなので大きさだけではなく色も違うため目立つが・・・



「とりあえず動きを止めさせてもらうぞ!自動追撃!樹矢雨!」



樹矢雨によって通常個体については動きを止めることが出来たがリーダー個体は全てを回避したようで少し離れたところから仲間を助ける隙をうかがっているようだ。

なので



「ミト!」


「まかせて!結界!」



リーダー個体の周りを結界で囲い動きを抑制した。



「今のうちに他を倒すからミトは結界の維持を!」


「うん!」



オレは通常個体を倒してまわった。

するとリーダー個体の様子が・・・



「ちょっとき、きついかも!」


「強化されている!?」


「そうみたい!もうすぐ破られるよ!」


「飛翔!融合!穿つ雨!重矢雨!」



オレは高く飛び上がり穿つ雨と重矢雨を融合させリーダー個体を狙った!

矢の雨が結界に当たる瞬間にミトが結界を解除した!


リーダー個体は強化されたことにより全長5m程の大きさになっており避けようとしたみたいだがその大きさ故に避けることが叶わず1本が当たると勢いに圧されその場に押し込まれさらに重力により縫い付けられた。そのあとはつぎつぎに降る雨でその体を消滅させ、ドロップ品だけが残された。



「お疲れ」


「ヤサメくんもお疲れ様!」


「さて、ドロップ品の確認するか。」


「うん」



ドロップを確認すると雑魚からは銅コインが32枚と肉(食用)が10ブロックほどと毛皮や牙など複数ドロップした。


そして、リーダー個体からは、どうも雑魚を倒してから強化されたことによりボス個体へと進化していたようで金貨が5枚と毛皮と霜降り肉(食用)がドロップした。



「まさか、ボスに進化するとはなー」


「ホントだよー。進化して体が大きくなってくるからこそ結界が破られたんだね。」


「だな。あとはまぁ、判ったことはこのあたりにいるモンスターはレベルが低いってことだたな。」


「うん、さっきの取り巻きで平均50、ボスで60だもんね。」


「レベル差とか絡んでこそ楽に倒せたってところかな?」


「だねー。普通に同レベル帯だったら全滅があり得るレベルだったからねー」


「だな。」


「でも、食料に毛布代わりの毛皮が手に入ったからもどる?」


「だな。一回戻ってから探索してみるか。」


「うん。」



オレとミトは一旦洞窟へと戻るのだった。





□□□□





「「ただいまー」」


「「お帰りなさいませ!」」


「お帰りー」


「フリューゲルくん戻ってたんだね!」


「うん、結構近くに川が流れてたからねー」


「そうなんだ!」


「フリューゲル、休んでるところ悪いけど食べれるものかどうか確認してもらえないか?」



オレはそういうと、とって来た果物や野菜?ぽいものを出していった。

フリューゲルは出されたものを見て食べれるものと食べれないものに分けてくれた。


「サンキュ!」


「どうってことないよ!でもこっちの食べれない方だけどこれ薬草とかだから薬にはできるよ!」


「お!そうなのか!」


「うん!」


「でも、薬はつくれないかなー」


「だよな。スキルないし?」


「それは、おまかせください!私たちのスキルで作れますので!」


「「え?」」


「ルナとアイリスに調薬スキル無かったよな?」


「ありませんが執事ですので!」


「メイドですので!」


「「あぁ、そうなの?」」


「「はい!主が望まれることを叶えれずなにが執事(メイド)ですか!」」



やべぇ、執事とメイドの心得スキルまじ万能だわ。

できないことあるのかな?


こうして初日の序盤に食料と水、ポーション類をゲットした。





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