92話
デート回ラストです!
92話
始めに来たのはこの水族館最大の水槽があるフロアだ。このフロアは螺旋状になった回廊を上から下へと進むルートで進むと次のフロアへと行けるようになっており上としたで観れる魚が違うのが売りなのと・・・
「うわーおっきい水槽だね!なにいるのかな?」
「えーっと━━━おっ!ここジンベイザメがいるらしいぞ!」
「え、ほんと?あ、あれかな?うわーおおきいいねぇ!」
「7mだってさ。最大で10mにもなるらしいな。」
「あれより大きいのもいるんだね。」
「あぁ、少し歩きながらみようぜ。」
「うん!」
オレの腕を美琴が抱き締めながら水槽の周りを歩いていく。
次のフロアは色とりどりの南国にいそうな魚がいる小水槽が並んだフロアだ。
「綺麗な魚がいっぱいだね!」
「だな。なんか目がチカチカしてくる」
「もう!薫くんったら!」
「「あははは」」
そんなことをやりながら水族館を回った。
「ふぅ、たのしかったけど回り終わったら少し疲れたかも」
「だな。そこのカフェで休んだら帰るか?」
「うん!」
オレ達は水族館に併設された有名チェーン店(水族館仕様)でコーヒーを飲みながら休憩した。
美琴はトッピングをいろいろしていたのだがほぼ呪文にし聞こえなかった。
なに、あの早口言葉・・・
「それにしてもいろんなのがいたね!」
「あぁ、オレはアマゾンをテーマにしたエリアがよかったなぁ。」
「アマゾンってあんなに大きな魚しかいないの?ってくらい大きいのがたくさんいたよね!」
「見る分にはいいけど実際泳いでるの見ると若干引くよな」
「確かに!そういえば第5エリアの河にも大きいの沢山いちけどあれは?」
「あれは、モンスターだからいいの!そもそもゲームだし?リアルとはちがうからなぁ。」
「あぁ、そこが線引きなんだね・・・」
「まぁな。ゲームならなんでもありかなと思うからさ。」
「ゲームといえばいよいよ明日から先に進めるね!」
「あぁ、そんなんだよなぁ。若干進みすぎて待ちくたびれてたからなぁ。」
「前は河を渡ったら見えない壁みたいなので囲われてたからボスと戦わなかったけどどうなるのかな?」
「たのしみだよな!」
「だよね!それにそろそろ装備の名前もつけないとね!」
「あぁ、そんなのもあったなぁ。でもあれ名前つけたら性能かわったりするのかな?」
「どうだろう?もしかしたらスペック足りないとかで素材要求されたりとかないよね?」
「ない!とは言えないよなぁ。まぁそのうちだな。」
「だね!それよりこの水族館限定マフィン美味しいよ!」
「そうなのか?じゃぁオレも一つ貰うかな。━━━お!たしかにさっぱりしてて甘すぎないから美味しいな。」
「だよね、しかも何種類あるのかわからないけど書いてある魚とかの絵もかわいいよね!」
「たしかに食べるのがもったいないよな。」
「お土産に買っていこうかな?」
「入り口に売ってたよな?」
「うん、お土産ように置いてあったね!」
マフィンとコーヒーを飲み終わったあとは、お土産用のマフィンを買い帰宅した。
帰宅したあと夕飯を食べたあといつでも寝れるように準備したあと美琴とオレの部屋でアップデート内容の確認をゲームの専用ホームからアップデート状況を確認できる専用のものが作ってありそこからいろいろ確認出来るのだ。
「んー少し延びでるのかな?」
「まぁでもこれなら学校から帰ってきたら終わってるかな?」
「だね。あ!」
「なんだ?いきなり」
「精霊の里が増えるってあったけど古代竜の里も行けるようになるクエストがあるみたい!」
「それってフリューゲルが関係するのかね?」
「どうだろうな?」
「それにしてもいろいろ有りそうだね!」
「ほんとにな。━━それはいいとしてずっと気になっていたんだけどその格好は?」
「えへへ、これ?気になる?」
「あぁ、━━━━なんでペンギンのキグルミ風パジャマ?しかもなんかデフォルメされてるし?」
「それはね!水族館で売ってるのみて一目惚れしたから♪」
「いつの間に買ったんだよ・・・」
「それと・・・」
「それと?」
「じゃーん!薫くんのも買ってあるからね!さぁ!着替えてね!」
「いやいや!オレはいいって!」
「だーめ!着替えさせてあげるね!」
「い、いや━━━━いやーーーー」
次回から新たな冒険が!笑




