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90話

90話




翌朝オレと美琴は学校へと行き教室の後片付けにせいを出していた。



「やっと片付けもおわるねー」


「あぁ、そうだな。」


「おーい、いまから体育館でベストカップルが発表されるってよ!」



と、そんな声がかけられ同級生の波にのまれるかのように体育館まで流されるがままに向かった。



「あー、憂鬱だー」


「そんなに嫌なの?」


「いやというか普通に過ごしていたのにこれでトップだったら周りにそう見えてるってことで・・・」


「私は別にいいとおもうけど?」


「どうして?」


「だって、二人の間に入る余地なんてないって分かりやすいでしょ?」


「まったく、美琴にはかなわないなぁ。」


「えへへ」


「さぁ、もう始まるみたいだし静かにしてよっか。」


「はーい」



そうして、オレと美琴は手を繋ぎ発表を待った。



『テステス、えーそれではこれより昨日のベストカップルコンテストの発表と表彰を行います。 』


『その前に!昨日はコンテスト参加者以外でもカップルがそこら中にいて恋人のいない人にはつらい日でした。まぁ毎日がつらい日ですが━━━━━ちょ!もうすこしはなさせて!』



なんだか知らないけど結婚したい女性先生の暴走がはいったけど他の先生につれていかれたので発表の続きが始まるみたいだ。


『えー突然乱入されましたが気を取り直して、第3位は!』


ドゥルルルルルルル ジャン!


『岡崎透、三河夏ペアです!』


『次は━━━━』



と2位1位と発表されたが入っていかさなかった。



「結局入らなかったね。」


「だな。」



『えー、最後に殿堂入りさせるべきとの声が多かった得票が圧倒的で特別賞を急遽作ることにしたカップルの発表をしたいと思います。また、その前にどのような意見があったかというといわく、普段から気温が数度あがっている。いわく、砂糖を吐きそうなど寄せられており。もうすこし控えて欲しいとの意見も多く。特別賞というなの殿堂入りを決めました。』



嫌な予感が・・・



「なぁ、美琴」


「だよね薫くん」


「「ゴクリ」」



『発表します!特別賞は、流鏑馬薫と神崎美琴ペアです!』



ッバ!ッバ!ッバ!

っといきなりスポットライトで照らされた。



「まぶし」


『おめでとうございます!これからはすこしだけ自重して頂けたら有りがたいですが末永くお幸せに!せーの!』



と、言ったと同時に司会の生徒がマイクをステージしたの生徒へむけマイクを向けた。

すると



『『『『リア充は爆発しろーーー』』』』



『なにか、一言!』



なにが一言!だ!

やけくそだ!



『『悔しかったら恋人つくれーー』』








□ □ □ □






それから俺たちは残りの片付けを終わらせて帰宅するのだった。



「さて、少しログインするか?」


「そうだね!夕飯の準備までまだ時間あるし!」


「そうと決まれば早速いこうぜ!」



オレと美琴はログインするために部屋へといき準備してゲームへとログインした。

のだが・・・



ん?運営からメール?

なになに?


題名は大型アップデートのお知らせ


「うお!」


「ヤサメくん!」


「あぁ、」



運営からのメールには、明日1日を使いアップデートし、遂に先に進むためのフィールドの解放がされるとのことだ。

なぜ突然アップデートされることになったかというと、一定数のプレイヤーの第4の街へたどり着いたことで決定されたということだ。


今回のアップデートではフィールド拡張の他に精霊の里というものもクエストを行うことで解放出来るようになりパートナーとなる精霊を仲間に出来るようになるかもしれないそうだ。


ほかにも幾つか機能追加があるそうだがゲームをしながら探して欲しいとのことだ。


「んー、明日暇になるのかぁ。」


「ねぇ、そしたらさ明日はデートいこう?」



なにその上目遣い!



「はい!よろこんで!」


「なに、その返事ぃ」



なぜか笑われた。



この後オレたちは夕飯の準備やいつもの日課をするためにログアウトしたのだった。




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